今回は約5年親子でお世話になっている大阪府高槻市の漢方内科、松本先生の話です。
先生は以前からノーベル生理医学賞を!と考えておられて、一患者として考えるところを書いてみます。
このブログをはじめたきっかけになった先生で、アトピーやアレルギーを主に漢方薬で治療しようというものです。
5年間のことはこのブログに治療日記として記事を載せていますが、いきなりこの記事にたどり着いた方にこれまでの経緯などをかいつまんで説明しますね。
ちょっと長くなります・・
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■既存の病院では治らなかった私のアレルギーやアトピー
乳児の頃から軽いアトピーだったようで、地元では有名な皮膚科に母が薬をもらいに行っていました。
塗ったら治るけれど、塗らないでいるとまた皮膚が赤くガサガサしてしまう・・と言います。
その即効性を考えると、おそらくステロイドだったでしょうね。
大人になってからも症状が悪化したら、時々通っていました。
その後、結婚して大阪に移り住み、子供を授かりました。
その間も別の皮膚科に通ったりしましたが、薬を塗ったしばらくの間だけの効き目でした。
保湿にも気を付けたり、食べるものにも注意した時期もありますが、さほどの効果はありませんでした。
そのうち薬を塗ったところに大量のブツブツが出来るようになり、おかしい・・どう考えてもおかしい・・と思うようになりました。
『なぜ?』という疑問に明確な答えを出してくれた先生はいませんでした。
体質だから・・とかアトピーだから。
これってもう治らないの?と悲観したり諦めのような気持ちもありましたが、やっぱり納得が出来なかった私はアレルギーやアトピーを治すべく情報を集めました。
■ネットで見つけた高槻市松本医院へ・・
ネットでたまたま見つけた漢方薬でアレルギーやアトピーを治療するという松本医院に興味を持ち、今は載っていませんが、ホームページにあった多くの患者さんの手記を読みました。
もしかすると私のアレルギーやアトピーが治るかもしれない、それで良くなれば当時赤ちゃんだった息子のアトピーも・・と考えました。
息子は生後2ヶ月から乳児湿疹と言われ、保湿と軽いステロイドで何とかやり過ごしていました。
これまで散々病院に通っていて治らなかったのだから、同じような治療をする病院に行っても無駄なことは分かっていました。
それどころか薬の副作用と思われる症状まで出るようになり、既存治療への不信感も結構ありました。
漢方治療はこれまで経験がなかったので、思い切って飛び込んでみることにしました。
ただ、この時点では半信半疑でもあり、あと漢方って高くないのかな・・治るのかなという気持ちもありました。
■脱ステロイドによるリバウンド、カポジ水痘様発疹に苦しんだ日々から今まで
漢方治療をはじめて一切のステロイド、抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤などの薬を止めました。
知っている人も多いでしょうけど、止めることでリバウンドと呼ばれる症状に悩まされることになります。
詳しい症状はこのブログの治療日記にも書いていますが、皮膚のかゆみや大量のリンパ液、発熱や爪がはがれるなどの思い返してもつらい症状が続きました。
息子もヘルペスが悪化してカポジ水痘様発疹(体の多くがヘルペスのブツブツと高熱)で入院することになります。
けれど、もう戻るところはない、戻ってもまた同じ・・そういう思いがあったので、漢方治療を続けながら必死にリバウンドと戦いました。
段々リバウンド症状が出なくなり、アレルギーの素因を見るIgE抗体も下がってきました。
そうして初診から約5年経ったわけですが、アトピーの範囲も小さくなり、アレルギーも以前とは比べ物にならないくらい軽いものとなりました。
息子はまだ手足の関節にアトピーがありますが、グチュグチュだった顔はすっかりきれいになりました。
また鼻炎も随分、軽くなりました。
■漢方治療の5年間で知った病気の原因
この5年間で分かった病気の原因が二つあります。
まず一つはアトピーやアレルギーの原因となるアレルゲンは、実は文明が進化したことによる副産物だったことです。
具体的に言えば、車の排気ガスや食品添加物、界面活性剤などの化学物質、農薬などなど人間が便利さを求めた結果出来たものに人間が攻撃されているんですね。
それを証拠に発達途上国にはアトピーやアレルギー、喘息の子はいないんだそうです。
また私が子供のころよりアレルギーの子は増えていますし、花粉症なんていう言葉も昔からあったわけではありません。
なぜここを明らかにしないのか?
ここからは推測するに明らかにすると困る人がいるからでしょうね、きっと。
もう一つの病気の原因は、殺しきることも出来ない厄介なヘルペスです。
脱ステロイドによるリバウンドが激しかった頃、大量のリンパ液が出ていたことや体の内側からピリピリチクチク痛むのもヘルペスの仕業でした。
また若いころから時々あった頭痛でさえ抗ヘルペス剤を飲むと、楽になります。
これを知った時、目からうろこ状態でしたね私。
今まで大量のステロイド剤や抗アレルギー剤でアトピーやアレルギーの症状を抑え、ただただ対処療法をしていたわけですが、この間にもヘルペスが体の中で増えて暴れていたんですねぇ。
ここも明らかにはされませんけれど、これもきっと・・ですね。
ほんとのことは誰も言わない・・というか、言わないところに真実があるような気がしていて、危険なにおいもするのです。
あくまでも個人の主観です。
■アトピーやアレルギーはアレルギーは自分の免疫で治す!!
また、アトピーやアレルギーは結局、自分の免疫で治すものだということも分かりました。
既存の薬による対処療法ではなく、根本治療です。
つまり、アトピーやアレルギーを感じなくなる体にするんです。
ウソ?!そんなこと出来るの?って以前の私なら思っていました。
ステロイド剤などの薬はつらい症状を抑える、つまり自分の免疫を抑えているんです。
それで一時的に良くなったような気がするだけで、アレルギーそのものの体質は何ら変わっていません。
そればかりか、私のように副作用も起こります。
個人差はあるでしょうけど、免疫を抑え続ければいつか免疫からしっぺ返しをくらいます。
それが薬の副作用だったり、リバウンド症状だと思っています。
考えようによっては、ステロイドは麻薬というか中毒性を感じます。
この5年間続けてきた漢方治療では、ただ自分の免疫を信じて免疫力をアップすることなんです。
たったこれだけ・・
ヘルペスがつらい時は抗ヘルペス剤を飲んでいますが、それだって免疫力が上がればやっつけることは出来なくても免疫が抑えつけますから、体の中で暴れることはありません。
ブツブツや口元の熱の花も、疲れた時に出ますよね。
厳密に言うと強いストレスがかかった後、ホッとした時に出るんですけどね。
既存の薬を一切止めて免疫力を上げていけば、ゆっくり行きつ戻りつしながらアトピーもアレルギーもす~っと軽くなっていきます。
私たち親子は、それを体感しました。
お医者さんは自分の免疫だったんですね、実は。
■多くの患者さんを治している唯一無二の治療を続けてる松本先生に、ノーベル生理学賞を
今はもう松本医院のホームページには載っていませんが、かつて多くの患者さんによる手記がありました。
病院の待合には、今もたくさんファイルされていて見ることが出来ます。
アトピーやアレルギーだけでなく喘息、潰瘍性大腸炎やクローン病、リウマチにメニエル病など世間では原因が分からないと言われる病気の手記です。
感動的なものも結構あって、私は何度も勇気づけられました。
病気で苦しんでいた人が段々良くなって人生そのものを前向きに、そして軽やかに行ける過程を読んでいると、やっぱりこの治療なんだなと思うのです。
多くの患者さんの病気を治している松本先生ですが、他に同じような治療をしている医院を私は知りません。
自分の免疫で病気を治す、すごくシンプルだけれど今、忘れかけている治療でもあります。
忘れてはないのかもしれないですけど、目先の症状を抑えることが主流ですよね。
自らの経験から病気に悩む多くの人が自分の免疫を下げる薬や治療を一切やめて、免疫力を高める治療が標準的治療の選択肢となれば・・と切に願っています。
そんな唯一無二の医療を30年以上(だと思うのですが)続けている松本先生に、一患者としてノーベル賞を!と考えています。