アレルギーについて

漢方薬はなぜ苦い?なぜ免疫が上がるの?

私はこれまで、アトピーやアレルギーを漢方で治療してきました。


治療開始後、ほぼ毎日(旅行の時はお休みすることも)口にする漢方の煎じ薬ですが、なんせ飲みにくいんです。


『良薬口に苦し』とは言うものの、苦い!まずい!


最初の頃よりは慣れたものの、今でもうっ・・と思うこともあります。


右側のボールに入ったのがママ用で、左側の鍋は息子用です。カルピスは息子用で、1:1で割って飲ませています。



ママ用は、泥を飲んでいるような味がします。



■漢方薬ってなぜ苦いの?

漢方薬も粉末やエキスになっていると、さほど感じないかもしれないですが、松本医院では生薬が出されることが多いです。


補助的に顆粒が出されることもあるのですが、メインは生薬です。


ほとんどの患者さんが、生薬をもらっていると思います。


なぜなら生薬の方が、顆粒よりも効き目があるそうです。


煎じるのが、手間なんですけどね。


本題ですが、漢方薬はなぜ苦いか?についてです。


漢方薬は知っている方も多いでしょうけど、植物の草根木皮から出来ています。


小さな種から大きく成長するには、害虫やウィルスなどど戦わなければなりません。


この害虫を寄せ付けないために、植物は苦くなっていったと考えられているそうです。


苦ければ苦いほど、害虫って寄ってこれないんです。


これって植物に免疫機能らしきものがあって、自分の体を苦くすることで、害虫などから身を守っていたとも考えられます。



■漢方薬ってなぜ免疫が上がるの?

漢方薬は、中国人が3000年前から経験的に人間の病気に効くとして使ってきました。


薬として使用してきた害虫をよせつけない苦い成分に、免疫を上げる成分が含まれていることが研究で分かっています。


”良薬口に苦し”は、根拠があるんですね。


苦いのが漢方薬の肝という感じでしょうか。


一方食べ物として利用してきた口においしい植物は、その味から害虫が寄ってくるんですよね。


例えばお米には、害虫がつきやすいです。


なので、この害虫を退治するために農薬が開発されたのですが、実はそれがアレルゲンになっているというのも、何だか変な話ですよね。



■私も聞いてみました。漢方薬に農薬入っていないの?

漢方薬はなぜ苦いか?なぜ免疫が上がるのか?については、松本医院で知ったことです。


けれどいつももらう漢方薬も植物なので、農薬が使われていたりするんじゃないかと思ったんです。


そしてこの農薬がアレルゲンになっているのでは?と。


そうすると、使われているかどうかは分からないけれど、害虫をよせつけない苦い植物なので、使われていても作物よりはるかに少ないと言われました。


苦い薬になる植物は、害虫も好まないんだそうです。


そう考えると、お米なんかはもっと農薬が多いはずなんですよね。


もちろん命の危険や、すぐに健康被害が出るようなレベルの農薬ではないとは思いますが。


でも、使われているのも事実。


お米や小麦などの穀物を食べないわけにもいかないですから、やっぱりアレルゲンと共存していくしかないんですね。

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