私と息子はアトピーやアレルギーを漢方薬で治療していて、大阪府高槻市にある松本医院という漢方医院に4年通院しています。
親子とも峠は越えたものの、かゆみや肌のガサガサが部分的に残っているので、今も治療を続けています。
漢方薬は自費診療になる部分も多く、費用が気になりますよね。
これまでの治療日記にも実際かかった費用のことは書いていますが、最近、松本先生から自費診療についてまとめた紙をもらいました。
今から3年位前ですが、まだ小さくて漢方薬を飲めない息子にもらっていた漢方風呂は、ちょっと値上がりしてます(^^;)
消費税が8%になったせいかもしれないですが。
なので、今の自費診療について紹介しますね。
■自費診療の薬が常備薬って??
これが、自費診療について書いた紙です。
自費で出されるお薬や施術の一覧です。
費用はこんな感じです。
ちょっと見づらいかもしれないので、項目と料金(税込)を書きますね。
一枚目(常備薬の処方)
・漢方浴剤・・・一袋1,620円
・紫雲膏・・・大30グラム1,410円 小10グラム540円
・中黄軟・・・大30グラム1,410円 小10グラム540円
・ネオヨジン(消毒液)・・・250ml1,080円
・アシクロビル軟膏(抗ヘルペス薬)・・・5グラム1,080円
・漢方の煎じ薬・・・一日あたり概ね50円~250円
二枚目(免疫向上療法、健康増進)
・鍼灸の施術・・・1回30分4,320円(初回は6,480円)
・漢方の煎じ薬・・・一日あたり概ね50円~250円
・アミノバクト配合顆粒・・・1包270円
(健康診断)
・血液検査、尿検査、便検査・・・保険診療料金の10割負担+消費税
(医師が治療上、必要だと考えて実施する検査とは別に、患者様の希望で実施する検査は、保険が使えません)
紙の内容は、ここまでです。
安くないですよね。
注目して欲しいのが、一枚目の丸で囲まれている文字『常備薬の処方』なんです。
ちなみに丸印をつけたのは、先生です。
アトピーやアレルギーの治療で使う薬や施術が、常備薬なの?って思いませんか?
常備薬って一般的には風邪薬とか頭痛薬とかで今は症状はないけれど、この先かかるかもしれないのでそれに備えて持っておく薬ですよね。
■松本医院の治療は標準治療ではないので、薬に保険を適用できない
ここが松本医院独特の考え方というか曖昧なところでもあって、自費診療の部分は一応(表向き?)常備薬と最近の患者さんには説明しているんでしょうね。
私はこれまで聞いた事なかったですけどね(^^;)
ただ実際、常備薬の使い方をする人は、まぁ風邪薬くらいはあるかもしれないですが、ほとんどいないんじゃないかと私は思います。
本来、病気にかかって治療する時に使うのが健康保険ですから、アトピーやアレルギー、リウマチ(2枚目の鍼灸の施術ですね)も病気ですよね。
その治療を漢方でしようとするのですから、松本医院の治療も保険なんじゃ?なぜ自費なの?って疑問を持つ人もいると思います。
自費だと結構な額になることもありますから。
ここからははっきりと聞いたわけではないものの、松本医院に4年通っている中できっとそうだろうな~って思う私の推測です。
松本医院のように免疫を上げてアトピーやアレルギーなどの難病を治療する病院は、あんまり・・ほとんどないんじゃないかと思います。
怪しげな(?)民間療法だとありますけど、病院としての話です。
私自身、他には知りません。
病気には、厚生労働省が認めた標準治療と言われる治療があります。
国が、この病気に対してはこう治療しなさい!という方針ですね。
例えば、アトピーのステロイド治療やかゆみをしずめる抗ヒスタミン剤、鼻炎は鼻水や鼻詰まりなどのアレルギー症状を抑える抗アレルギー剤などです。
この薬は一般の病院行けば多分いくらでももらえて、保険も適用されます。
つまり、保険が適用される薬は、国が認めた治療(標準治療)ということだと思うんです。
一方の松本医院の治療は、漢方の煎じ薬で一部保険が認められているものの、その多くが自費診療です。
ということは、松本医院の自費診療=標準治療ではないんです。
それを説明しづらい事情があるのか、ないのかもしれないですが、普通に治療として使っている自費分を常備薬や健康増進と表現することで何ていうんでしょう。
自費分に対する表向きの理由付けをしているように思えます。
もしかするとこの理由付けは患者さんに対してではなく、健康保険組合に保険分を請求する時、自費で出す薬の表向き(?)というか当たり障りのない理由が要るのかもですね。
標準治療ではないから。
それを一応、患者さんにも説明しているのかもですねぇ。
ここまでは、ほんと私の推測です。
すみません、文章が下手でちょっと分かりづらい表現かもしれないですね。
ここが分かりにくい!という方は、お気軽にお問い合わせくださいね。
■アトピーやアレルギーの場合にかかる自費分とは?
私がもらったことのある、または今ももらっている薬ですが、
・漢方浴剤(漢方風呂)・・・免疫力アップ(漢方薬が飲めない子供やリウマチの方)
・紫雲膏(赤い塗り薬)・・・皮膚の再生を助ける
・中黄膏(黄色い塗り薬)・・化膿防止
・ネオヨジン(消毒薬)・・・ウィルスや菌を殺す
・アシクロビル軟膏(抗ヘルペス薬)・・・ヘルペスの増殖を抑える
・アシクロビル錠剤(抗ヘルペス薬)・・・ヘルペスの増殖を抑える
・漢方の煎じ薬(生薬)・・・免疫力アップ
・漢方薬(顆粒)・・・便秘や鼻炎の時に処方される
またアレルギーの値を見る血液検査でも、一部保険が効かない検査項目もあるそうです。
診察、薬、検査など1回の診察(薬は一週間分か二週間分)にかかる費用はおそらく症状にもよるので一概にいくらとは言えないんですが、多めに3万くらいあれば足りると思います。
高いですよね(^^;)
これまでの記事にも書きましたが、ずーっと3万じゃないです。
4年経った私は今、子供と併せて月2回の診察で、一ヶ月1万円~2万円ってところです。
ですが高い時は、二人で月に10万円近くです(^^;)
貯蓄をくずしていましたけどね。
よくなれば、安くなってきます。
けど、一般的な病院に比べたらやっぱり高いですよ。
なぜならよくなってきても、松本医院で漢方薬をもらうことはほとんどの場合、自費分があるからです。
一般的な病院には、自費分ってないと思うんです。
塗り薬の容器代とかはあったような気もしますが、それだって数十円です。
漢方治療も保険が適用されたら、治療の選択肢が増えるのになぁ・・と思います。
そしてこれまでの病院でなかなか治らないと悩む難病でも、免疫を上げることで楽になる人もきっと出てくるんでしょうけど。
難しい問題ですね。
今回は松本医院の自費診療について、思うことも書いてみました。
松本医院については『アレルギーについて』のカテゴリー内にいくつかありますので、よろしければ併せて読んでみてください。
今回は(も?)ちょっと分かりづらい記事になったかもしれませんが、疑問などがあればお気軽にお問い合わせからメールくださいね(^^)
アトピーやアレルギーに悩む人、松本医院のことを知りたい人の参考になればうれしいです。
なるほど、煎じ薬には保険適用がないんですね。
ツムラのエキス剤なら保険適用ですが、一日3回を2回で処方したり、半分づつでいいからと処方すると保険はききません。
決められた用量を決められた期間処方すると保険適用です。
予防医学での保険適用はありません。
これほど予防だ予防だと言いながら、製薬会社の収入に貢献する医者が後を絶たないのは、この国の医療保険の制度が間違っているからでしょう。
患者の責任で患者に選択の権利を認めないといけないと思います。医者が増えたぶん、病気が増えているのは何故でしょう?
医療の進んでいない国で暮らせば、子供のアトピーはほとんどが治ります。
僕も途上国で暮らした8年間にアトピーや喘息の子供に会ったことがないです。
帰国後は日本を出たことがないのに、8年後にツベルクリン陽性で半年間の抗生物質で喘息を発症しました。
アレルギーはほっとけば治るなんて無責任な文言は嫌いですが、一理あります。
ステロイドをはじめ西洋医薬にはカネが動きます。
漢方薬の原料はそこらに生えている野草です。
元々はタダなんです。
だから、効くんです。
アラジンさん
書き込みありがとうございます。
アトピー治療に使う煎じ薬も、一部は保険が効きます。
ただ、症状によってそれ以上の量が必要だと、多い分だけ自費分になるんですよね。
・・・というのがこの記事を書いた当時(といっても一週間前とかですが)は、そうだったんです。
長く通院していますが、保険分と自費分がありました。
ですが、最近の通院で漢方薬の保険適用が変わったと説明があったところです。
その件は近々記事を作ってアップしますので、よろしければそちらもご覧になってくださいね。
漢方治療に関しては、国はかなりキビシイ対応だなぁ・・という印象を持っています。
アラジンさんのおっしゃるとおり、西洋医学はお金が・・おそらく莫大なお金が絡んでいるように思います。
松本先生もその話はされます。
漢方を西洋医学と同じく保険適用をして、患者に治療の選択肢を与えると、困る人も出てくるのでは(^^;)
予防と言いながら・・ほんとそうですね。
医療費はどんどん増えていると先生からも聞きます。
悲しいことです。
アトピーやアレルギーの原因だって、世の中ではなんだか曖昧になっていますよね。
途上国の子供にアトピーや喘息がないってことは、やっぱり文明が発達していることが原因なんですよね。
これもはっきりさせてしまうと、困る人もいそうですが・・
今さら元には戻れない日本で、やっぱり免疫力を上げるしかアレルギーを克服する道はないのだと思っています。
日本を脱出できたらいいんですけどねぇ(笑)
有益な情報ありがとうございます!とてもわかりやすいブログだったのでご迷惑かもしれませんが教えて頂けれ後思いました。わたしは花粉症で東京から診察してもらいに行こうと思っています。行く時期と、日程に関してご相談させていただけないでしょうか?花粉の症状が出てから言った方が良いのか(お医者さんにわかる状況でないと適正な治療受けられないのか)。症状が出てからでよいのか?と、初めて行くのですが、検査や鍼灸の治療があるのかわかりませんが、一日または2日予定を取った方がよいのでしょうか?東京からなので必要な日程を取って伺えればなと思いました。ちなみに、便秘もきつくこのあたりも相談しようと思っております。良かったら情報わけていただけるとうれしいです。もちろん自己責任で行ってきます^^
くろぱんまるさん
書き込みありがとうございます。
花粉症、つらいですよね。
鼻水がたくさん出ると、何にもする気が起きなくなりますからね・・
まず行く時期ですが、症状が出てから行く人が多いようですが、特にこの時期でないといけない!というのはないと思います。
受診時に症状がなくても『毎年花粉症で・・』とおっしゃれば、お薬は出してもらえると思いますよ。
もし他院で血液検査などをされてるのであれば、結果を持参されると話は早いと思います。
花粉症であれば血液検査はあると思いますが、鍼灸治療はないんじゃないかな・・
主にリウマチの人が施術されているようで、私もこれまで受けたことがありません。
東京から来られるということですが、だいたい受付をしてから全て終わるまで長くても4時間くらいです。
日によっては早いときもありますが、いつが空いているかは受付の人も分からないそうです。
なので朝、東京を出られて一日仕事にはなりますが、その日に自宅に帰ることは可能だと思いますよ。
便秘もお困りとのことですが、優先順位をつけておかれるといいかと思います。
よく『どっちが困ってるの?』と聞かれて、それで処方を考えておられるようですから。
あと、既にブログを読んでご存知かもしれないですが、今年の10月から保険適用が変わっています。
ただ初診の方はまず保険の範囲内で出せるお薬や検査のようですので、そんなにビックリするような費用にはならないかと思います。
多分、5千円未満じゃないかなと。
違っていたらすみません(^^;)
その後、リバウンドが起きたりして症状が悪化した時に、もしかすると保険外の薬を勧められるのかもしれないですが、私も経験がないのでちょっと分からないところです。
長く通っている私と息子は、全額自費になってしまったので(泣)
遠方の方は2~3週間に一度の受診は難しいでしょうから、お薬を送ってもらえるのか?また、治療は保険の範囲で出来るのか、そしてお困りの症状を受診前に電話で簡単に伝えておかれるといいかと思います。
ホームページを見て遠くから受診を考えていて、ちょっと相談なんですけど・・みたいな感じで。
受付の人が答えてくれることもあるでしょうし、内容によっては先生につないでくれることもあると思います。
最終的に、その時の電話の感じで受診するかどうかを決めてもいいでしょうし。
これまでの病歴や治療歴にもよりますが、気持ちもお金もつらい治療になると思います。
と思っておいた方が、いい気がしますね。
アレルギー性鼻炎だけだと比較的早く治るという人もいますが、アトピーなど他のアレルギーに移行する可能性もあるからです。
元々アレルギー体質でしょうから。
また花粉症は症状が出る時期が一年中ではないので、体(免疫)がその花粉と触れる時期も短いです。
春だけとか秋だけの花粉となると、なかなか体が花粉と共存できる体質になっていかず、時間がかかると先生に聞いた事があります。
共存できるようになるには、ある程度花粉に触れて、免疫の学習機能を鍛える(?)というか免疫力をアップさせないといけないようですから。
一年の中でも春だけ、秋だけしか鍛えられないという感じになってしまうんでしょうね。
また、ステロイドを長期間使っていると、リバウンドもひどいようです。
それに、漢方の生薬を鍋で煎じたりするわけですから、お仕事をされているとなかなか毎日(私は二日分まとめてですが)は大変です。
可能であればご家族の方と受診されるか、そうでなくても治療に協力してもらえる方がいらっしゃれば心強いのではないかとも思います。
あと、既にご覧になっているかもしれないですが、松本医院のホームページはある程度見ておいてくださいね。
先生からチェックが入ります多分・・
不安に思うことも多いかと思いますが、参考になれば幸いです。
花粉症、早く良くなるといいですね(^^)