子育てについて

乳幼児健診と就学時健診と連携するしくみが出来るニュースを読んで・・

わが家の息子(5歳)は、来春、小学生になります。


診断がはっきり出たことはないですが、いわゆるグレーゾーンというか、苦手な部分があります。


これまでの記事にも書いていますが、1歳半や3歳半健診でひっかかってから保健センター、療育教室、幼稚園、小学校の就学相談といろんなところで息子の発達を相談してきました。


現在は就学時に、小学校の中にある特別支援学級を利用するか、通常級に進ませるかを考えているところです。



■最近、ヤフーニュースでこんな記事を見つけました


出典:無料写真素材『写真AC』https://www.photo-ac.com/


最近、ヤフーニュースで発達障害のこんな記事を見ました。


今回はこのニュースで、私が思ったことを書いてみたいと思います。


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170802-00050082-yom-sci


(すみません・・ニュースが削除されたようですね。続けて読んでみてくださいね。)


このニュースは、国が2019年度小学校入学者から乳幼児健診と就学時健診を連携させて、発達障害の早期発見と支援につなげていくしくみを作るというものです。


それは連携した方が良いですが、そうか・・普通は連携されていないのかと思いました。


私の場合、乳幼児健診で勧められて療育教室に行ったり、その療育教室のやっている育児相談で就学前相談を勧められて行きました。


要するに、自分で連携していったことになりますね。


私が住む自治体ではこうして連携する道筋はありますが、親の意思でもってその流れを使わないと連携されないことになってしまいます。


実際、連携されないケースって結構ありそうです。


もちろん乳幼児健診では何でもなかったけれど、小学校になってから発達障害かも?と分かるケースもあるとは思いますが。


ただその場合でも、親だったら薄々この子はちょっと違うかも・・って乳幼児の頃から感覚的に分かっていたりするんじゃないでしょうか?



■わが子に限ってそんなことはない・・そう思う親の気持ちが問題?

このニュースのコメントに書いている人もいますが、うちの子は発達に問題なんかない・・って親が思ってしまうというかそう思いたいんでしょうねと。


私の学生時代の友人の話です。


友人の子供が小学生だったころ、学級崩壊のようなことがあったそうです。


一部の子が授業中立ち歩いたり、廊下を走ったり、大きな声を出したりして授業にならないんだと困っているようでした。


友人いわく、『そういう子は支援学級に行ってくれたらいいのに。親が行かせないのかなぁ』と。


発達に問題があるのに見過ごすというか何のフォローもしないのは、親がわが子に問題かあると思いたくないからじゃないのかと話していました。


けどそんな気持ちが、実はちょっと問題だったりするんですよね。



■親の意思を尊重するのはいいけれど、プロとしてはっきり言って欲しい時もある

今って先生や療育の先生が、子供の進路を決めるのではなく、あくまでも親の希望を尊重するんですよね。


2歳児のころに通っていた療育教室でも、そんな感じでした。


3歳児で療育園(療育の幼稚園です)に行かせるか、普通の幼稚園に行かせるかの判断のことですね。


うちの子にとってはこっちがいいと思う・・のようなアドバイスは、言ってくれなかったです。


私にとってははじめての子なので、ほんとどうしたらいいんだろう・・って迷いました。


確かに、親の意思を尊重してくれるのはいいと思うんです。


最終判断は親というのも、わが子のことなのでそれでいいと思います。


けどその中で、たくさんの子供を見てきたプロとしての意見が私は欲しいんですよね。


この子はこういう理由で特別にフォローが必要だから、ここに進ませるのがいいいのでは・・と。


結果的にプロの意見が正解かどうかは分からないにしても、一応の意見を言ってもらいたいですね。


少なくとも私はそう考えています。


ただ、『あなたのお子さん、発達に問題がありますよ』と言われると、逆ギレしたり、『人権問題で訴える』という親もいるようです。


なので、言う側も慎重にならざるを得ないのが実状だそうですが。



■一番大切なのは親のこだわりじゃなくて子供の将来

わが子に問題があると思いたくないのは、同じ親としてすごく分かるんです。


けど、そこで親の気持ちを優先させた結果、十分なフォローが受けられずに大きくなって困るのは、間違いなく子供本人ですよね。


そして順番からいくと、親の方が先にいなくなるのですから。


グレーゾーンの子ってすごく難しいと思うんです。


普通かそれ以上に出来ることもたくさんある、けれど苦手なこともあるので、生きにくいんですよね。


このニュースのコメントにも書いてあったのですが、苦手な事は人並みに、得意な事を伸ばしてやるのが発達に問題がある子に必要なんだと。


ほんとにそうだな~と思いました。


また、親が現状を理解して前向きになるには時間が少しかかると思うので、やはり早い段階で子供の気になることは分かった方が、次の手を早く考えられますよね。


このニュースやコメントを見て、いろんな思いは私や祖父母にもあるけれど、やっぱり子供の将来を一番に考えていこうと思いました。


今後も子供の発達について子育てカテゴリーに記事を載せていきますので、よければまたのぞいてみてくださいね。


子供さんの発達が気になる人の参考になれば、うれしいです。

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