わが家には小学生になったばかりの息子がいます。
これまで市の健診でひっかかったり、言葉の遅れから療育教室に通わせたり、また育児相談や就学相談にも行ってました。
診断は出ていないものの落ち着きがなく衝動性の高いところがあって、それが個性の範囲なのか訓練が必要なのか微妙なラインです。
ただ本人が出来ることも多いのでまずは通常級に行かせてみて、様子を見ているところです。
そんなことから子供の発達についてよくネットで情報を探すのですが、今回は漫画家かなしろにゃんこさんのコラムを紹介します。
以前もかなしろさんのことは書いたのですが、最近見つけたのは『ADHDの息子はなぜ他人ともめるのか?』という興味深いテーマでした。
ADHDと言っても1人1人個性が違いますから、必ずしもこう!ではないでしょうけど、参考に見てもらえるといいかな・・と思います。
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■かなしろさんADHDの息子さんがなぜ他人ともめるのか?
出典:無料写真素材『写真AC』https://www.photo-ac.com/
かなしろさんの現在19歳になっているADHDと軽い自閉症スペクトラムのある息子さんですが、小学校、中学校と友達とのトラブルが耐えなかったそうです。
一般的に相手を気遣う心は小学校の高学年にならないと育たず、通っていた児童精神科の先生に「発達障害がある子は心の成長がゆっくりなので、本来の年齢より3割幼くみて接しましょう」と言われたそうです。
とは言っても、トラブルが多いと気になりますよね。
かなしろさんは息子さんに友達とのケンカの原因を詳しく聞きだした結果、ADHD特有の衝動性が原因では・・と思うようになったそうですね。
頭に浮かんだことをそのまま口にしてしまう息子さんは「いつ、どこで、誰が、何をした」という具体的情報が抜けているため、相手は何の話だか良く分からずイラっとしてくるんです。
そして「意味がわかんねーよ」と言われ、言い合いやケンカに発展してしまうそうです。
■そんなADHDの人が他人とうまく関わるコツとは?
かなしろさんは息子さんが他人とうまく関わるコツを知らないだけで、コツを教えれば改善するのでは?と考えていたそうです。
そんな時「イイトコサガシ」という発達障害の人が運営している自助会に出会い、そこで他人とうまく関わるコツを教えてもらったそうです。
以下、コラムから引用しますね。
●自分ばかり話さない。相手にも話を振って、お互いに話せるように気遣うこと
●苦手な話題も、食わず嫌いにならないで参加してみること
●相手の会話で分からないことがあったら、質問するといい。そうすると、会話のキャッチボールが続く
●マイナスな言葉は選ばないようにする
これって発達うんぬんじゃなくても、日常の人間関係ですごく参考になるな~って思いました。
また自助会の「イイトコサガシ」ではお互いを褒めて会話のキャッチボールをしながら、コミュニケーションの自信をつけていったそうです。
■「イイコトサガシ」で学んだことを今すぐできなくても、息子さんにまずは伝える
せっかく学んだこと当時、中学入学目前のちょっと難しい時期の息子さんに伝えようとします。
けれど、なかなか素直に聞いてくれることはなかったそうです。
それをケンカやトラブルが起きた時に、人とうまく関わるコツを繰り返し繰り返し伝え、なぜそうなるのか?という理屈も伝えるようにしたそうです。
その結果、中2の3学期ごろには友達と交流もできるようになっていったそうです。
そして中学を卒業する頃には、「他人の趣味はけなさないように気をつけているし。分からない知らないことは質問するようにしている」と息子さんが言うようになったそうです。
反抗期の息子さんは一見何を言っても反発していたように見えたものの、さりげなく伝え続けたことでいつの間にか息子さんの中で定着してきたようだと話してました。
少しだけ空気を読めるようになったっぽい・・とかなしろさんの漫画にも書かれていましたね。
これって普段、人と接する時に役立つ会話術ですよね。
勉強になります(^^)
そして小学生になったわが家の息子が友達関係でトラブルがあったら、参考にしようと思いました。
具体的な話や自助会「イイコトサガシ」について実際のコラムには詳しく書かれていますので、よかったらのぞいてみてくださいね。
子供さんの発達が気になる親御さんの参考になればうれしいです。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/54937