子育てについて

小1グレーゾーン?の息子を持つ私が思う公立小学校インクルーシブ教育てこんなの

今回は子育ての話題です。


わが家の小1グレーゾーン?と思わしき息子ですが、いわゆる衝動性、多動性が高いってやつですね。


このブログにも多くの記事を書いていますが、それはそれは入学時の進路に迷いました。


結局まずは普通学級で様子を見て、それから考えるというやり方で決着がつきました。


あと3か月ほどで一年生も終わりますが、まぁ困ったことは個人の個性の範疇のようでクラスにも馴染んできたようです。


担任の先生からも『特に問題ないですよ』と言われ、ホッとしています。


ただ普通学級がしんどくなってきたら、支援学級へ移ることも十分視野に入れています。


入学してから学校であったことを聞いてあげながら、一緒に考えて先生とも連携とったのがよかったのかなと思っています。


そのあたりの経緯も別の記事に書いていますので、よろしければそちらものぞいてみてくださいね。


前置きが長くなりましたが、この時期子供の特性から小学校の入学を不安に感じている親御さんも多いかと思います。


そこで、今回は息子が通う大阪の公立小学校のインクルーシブ教育について、その実態や思うことを書いてみますね。


ちなみにインクルーシブ教育で有名な大阪の小学校ではなく、普通の公立小学校の話です。



■インクルーシブ教育って?


出典:無料写真素材『写真AC』https://www.photo-ac.com/


インクルーシブ教育って言葉をよく知らないって人のために、ちょっとだけ説明しますね。


これは『誰もが望めば合理的な配慮のもと地域の普通学級で学ぶ』というものです。


ただ健常児と障がい児の場だけを一緒にするという意味ではなく、必要とする配慮を受けながら一緒に学ぼうという取り組みなんです。


すごく理想的な話だとは思うんですけど、それが私の子供時代にいた特性のある子のお世話係が出来てしまう・・にならないといいんですけどね。



■息子が通う小学校の支援学級の子はこんな扱いです

息子が通う小学校はインクルーシブ教育に力を入れている小学校ではなさそうで、普通の小学校のようです。


一年生のクラスには、それぞれ二人ずつ支援学級にも籍を置く子がいます。


息子のクラスにも二人、支援学級の子がいます。


普通学級にも席があって、普段はそこでみんなと一緒に過ごします。


だいたい一日に一時間は支援学級の教室で学ぶのですが、それ以外の時間は普通学級に居ます。


たまに普通学級での授業で、支援学級の先生が入り込んでフォローしていることもあります。


ただたいていの時間は、普通学級の担任の先生の指示のもとに過ごすことになります。


親は普通学級と支援学級両方の先生と連絡帳のやり取りをしたり、個人懇談も両方の先生が入るそうです。


健常児と同じ環境で学ぶという意味合いでは、インクルーシブ教育と言えるでしょうね。



■普通学級に居る時は扱いは同じ

息子が入学して分かったことですが、親御さんが大きく勘違いしてるのでは?と思うことがあります。


支援学級にも籍があるのだから、学校ではその子に合わせた配慮があるだろうと思いますよね。


もちろん、息子の小学校にもあります。


ただ、それは支援学級にいる時間帯や支援学級の先生が普通学級に入り込んでフォローしてくれている時だけです。


多くの時間を普通学級で過ごしますから、普通学級にいる時は普通学級のやり方になってしまいます。


特性ゆえに落ち着きがないとしても、授業中は他の子と同じように怒られます。


どうも特別扱いはないようです。


ちなみに息子のクラスにいる支援学級の子は、落ち着きがないタイプの子と国語が苦手なタイプの子のようです。


大声を出したり走り回ったり、暴力的とかではないようですが。


『普通学級で過ごさせたいけれど、ちょっと落ち着きがないので声がけしてくれたらいい』って言う親御さんの話をよく聞くのですが、35人程度いるクラスを一人の担任で現実的には見きれてないなと思うのが私の今の印象です。


加配(その子専任につく補助の先生)でもいれば別なんでしょうけど、普通の公立小学校で担任にそれを求めるのはおそらく無理でしょうね。


親の要望は言えますけど、実際そうなるか?そう対応してもらえるかは微妙です。


ここは学校の建前じゃなく本当のところをしっかり見極めて、情報収集することをおすすめします。



■インクルーシブ教育は個々の特性で出来ることも出来ないこともある

例えば授業中に大声を出したり走り回ったり、お友達をたたいたり・・


学生時代の私の友人がよく愚痴をこぼしていましたけど、そういう子がいると授業にならないって。


その子をフォローする人員がいればいいんでしょうけど。


特性のある子が普通学級に通う選択肢は、確かにあった方がいいと思います。


健常児も人それぞれ個性があることも知るだろうし、助け合うことも大切でしょう。


また障がいのある子で良い方向に向かう子もいるだろうし、将来の自立への一歩につながると思うからです。


けれど通常学級で特別な支援を期待するのなら、それは違う気がします。


普通学級は特性のある子をサポートするやり方を学ぶ場ではないし、健常児の子も授業を受ける権利があるからです。


全員の利益を考えた時、インクルーシブ教育が可能な子とそうでない子もいるように感じますね。


障がいのある子を普通学級に通わせたい親は、子供の障がいを受け入れられていなくて、いつか健常児と同等になるのではと期待しているのが原因では?とネットに書かれているのを見ました。


同じ親として気持ちはすごく分かるんですよね。


だけどどんな子でも望めばインクルーシブ教育ってなると、よほどフォローが手厚くないと難しいんじゃないかと思います。


子育ての目標は子供が自立出来る力をつけることですから、その子に合った環境で学べばいいと思うんですよね。


合わない環境で毎日怒られて、子供は自己肯定感を失ってしまう・・


それが反動で暴力的になったり不登校だったり。


難しい問題ですが、やっぱり子供の特性を一番知っているのは親だと思うので、親の思いを一旦とって子供にとってまた周囲にとって良い方法を考えてあげてほしいです。


そういう私も子供にとってそれがいいのか?周囲に迷惑はかけていないか?を考えつつ、見守っていこうと思っています。


自治体によって支援の仕方は違うようですが、公立小学校の支援学級と普通学級ってどう違うの?進路を悩む親御さんの参考になればうれしいです。

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