子育てについて

そもそものはじまりは1歳半検診でひっかかったことから・・(その2)

1歳半、3歳半と両方の検診で、発達に遅れがあると診断されます。


(いきなりこの記事を読んだ方は、『そもそものはじまりは1歳半検診でひっかかったことから・・(その1)』も併せてご覧くださいね。このまま読んでも大丈夫ですが、より状況が分かりやすいかと思います)


3歳半検診の半年後(4歳になっていました)、もう一度発達検査を受けることになります。



■4歳の検査で幼稚園に行くより療育が必要と言われる

幼稚園にも慣れてきて、少しずつだけど入園当初より成長していますと担任の先生からも聞いていました。


この子なりの成長をしているのかなと思いましたが、4歳に保健センターで受けた発達検査では、次のように言われます。


ちなみに前回の先生と違う先生が、発達検査を担当されました。


『この子は、人の言ったことに合わせて物事を取り組むことができないので、療育が必要です。幼稚園に通わせるのと並行して、療育も考えてください。
もし幼稚園と日付がかぶるようであれば、幼稚園は休ませて療育を優先してください』


え?!半年前と話が違うじゃない・・そんな深刻なの?


かなりショックでした。なら、前の話、過保護、過干渉はなんだったの?


頭が混乱し始めます。どうしたらいいの?


保健センターから療育教室の紹介がありましたが、新しいところに通うのは不安もあったので、2歳児の時に通っていた療育教室にこのことを相談することにしました。



■元の療育教室で月に一度の育児相談を受けることに

どこの療育教室も満員状態で、幼稚園に行きながら通える療育教室は結局、なかったんです。


そんな中、2歳児の時に通っていた療育教室で、月に1度なら親の育児相談と子供には、体を使った遊びをしてくれることになったんです。


何とか割り込ませてもらった感じでしたが、私にとってはほんと心強かったんです。


そこで、これまでの発達検査の経緯と、不安な気持ちを話しました。


そしたら、一度幼稚園の先生に聞いてみたらどうですか?とアドバイスをもらいます。


そうか!療育よりまず今、子供が幼稚園でどう過ごしているを知らないといけないな・・と思うようになります。


偶然、子供が通う幼稚園は副園長さんが臨床発達心理士と学校心理士の資格を持っていて、無料で発達の相談にのってくれることを知りました。


早速、その発達相談を申し込み、話を聞いてもらえることになりました。



■少人数の幼稚園はすごく見てくれていて、安心しました

これまでの発達検査の経緯を、副園長に話しました。


すると副園長は、こうおっしゃいました。


『あれはあくまでも目安ですよ。
それに、いつもと違う環境でした検査で、子供さんの力が発揮できているかは分からないです。私は、〇〇くんは遅れてるとは思わないですよ。

ただ、こだわりが強いところや友達とトラブルになることはあるけれど、成長はしてますよ』


日頃、幼稚園で字や数字を書く前の円や線をかいたりするところを指して、空間認知が苦手と教えてもらいました。


空間認知を調べると、
物体の位置・方向・姿勢・大きさ・形状・間隔など、物体が三次元空間に占めている状態や関係を、すばやく正確に把握、認識する能力のこと
だそうです。


なるほど、物の形をとらえるのが苦手なのか・・つまり不器用なのかなと理解しました。


歌を歌ったりお遊戯を覚えるのは得意だけれど、鉄棒や縄跳びが下手ってことも、給食は嫌いなものでも一口は食べていると教えてもらいました。


私に似てる・・と内心思いながら聞いていました。


その他、園での生活をいろいろ教えてもらいました。


運動会の練習でうまくできなくて怒ってポンポンを投げたこと、先生の言うことはちゃんと理解できていて、例えばやり直しさせられても繰り返し取り組んでいることなどです。


その話を聞いて、副園長はすごく子供のことを見てくれていると分かったので、安心しました。


そして少人数の幼稚園は、子供に合っていたんだと思いました。


そうなんです、普段の子供のことを良く知っているのは、今だと親と幼稚園なんですね。



■発達検査で分かったこと

うちの子供は、決して発達が早い方でもないし、どちらかと言えばぼ~っとしているタイプだと思います。


けれど、結局、個人差の範囲なんだな・・って思いました。


私の母がかつて幼稚園の先生だったのですが、子供を見ても遅れていないと言いました。


発達検査はあくまでも目安で、それが全てじゃないことが分かりました。


はじめての子供で、発達の先生に遅れていると言われたらそう信じてしまうけれど、見る人によって言うことも変わることもあるんです。


何が正解かって、それは普段から子供に接している人が思うことで正解なんです。



■今後ですが・・・

いよいよ年長さんになります。


引き続き、育児相談に通うのと、市がやっている小学校の就学相談に行ってみるつもりです。


うちの子ははじめてのことが本当に苦手で、全然動けなくなってしまうんです。


一つ、エピソードを紹介します。


幼稚園はじめての運動会で近くの小学校の校庭を借りたのですが、その雰囲気にびっくりしたようで、開会式の行進は泣いて動かなくなり、結局行進しませんでした。


主人が開会式をやっている様子を見ながら子供に、
『ほら!見てみ。みんな並んでるよね。〇〇も一生懸命練習してきたんじゃないの?行かなくていいんかな?』


って言うと、子供は状況を理解したようで、
『行ってくる』と言い、遅れてみんなの列に並びました。


その後は親がビックリするくらい何事もなかったように、運動会を楽しんでいました。


これは閉会式のあとですが、はしゃいでいます。



それを考えると小学校もきっと、最初は大変なんじゃないかなと思っています。


発達がゆっくりで初めてのことがとても苦手な子供のことを、学校に事前に知っておいてもらうことで、学校も配慮してくれるんじゃないかと育児相談の先生からアドバイスを受けました。


そうだよな・・もし何もなかったら、それでいいんだし、出来ることはしておいた方が後悔ないよな・・と思っています。


今後、育児相談や発達検査、小学校の就学相談についてもここで書いていきますので、よかったらのぞいてくださいね。


子供さんの発達が気になる人の参考になれば、うれしいです。

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