子育てについて

幼稚園主催の子育て講演会に行ってきました!

当ブログはアトピーやアレルギーの治療日記がメインですが、アラフィフ幼稚園児ママが子育てについて感じたことも書いています。


今回は幼稚園主催の子育てについての講演会に行ってきた話です。


毎年あるのですが、息子が年長の今年は役員をしていて、役員は出来たら出て欲しい・・と幼稚園から言われたため、参加してみました。


なかなか役員でない人は、行かないんですよね。


平日の午前中で子供が幼稚園に行ってる間にありますから、働いているお母さんは難しいですし、働いていなくても面倒だな・・って思いがちです。


私もそうだったんですけど、行ってみて意外に勉強になるな~と思いました。


ここで内容をかいつまんで紹介しますね。


ちなみに講演してくれた方は、有名なカウンセラーの方です。


50歳くらいだと思われる男性で、企業研修や幼稚園児から大学生までを対象にカウンセリングをされるそうです。



■0~10歳くらいまでの子供に大切なのは、自己肯定感




バーストラウマという言葉を知っていますか?


これは、出産が赤ちゃんにとってはトラウマになっているという意味です。


母親のお腹の中で守られて10ヶ月間、温かい羊水の中でへその緒でつながっている安心感が、出産で母親と分離することで起こる不安のことです。


どの子にもあることで、その分離不安、つまり母親と肉体が分かれたことからくる不安をうめようとするのが、だいたい10歳くらいまでの子供が母親を求める行動なんだそうです。


子供にとっての一番の安心は、母親のお腹の中なんだそうですね。


そして生まれてからは、その不安を安心に変えてくれるのか、子供が自己肯定感を感じることなんです。


そして親は子供に対して、私は存在していいんだという安心感を持たせることがとっても大切になってきます。


この時期に自己肯定感をもてない子は、将来自信の無い子になってしまい、どうせ自分なんか・・と思うようになるそうです。


特に母親からの愛情は格別で、無条件に愛してくれる存在なのだそうです。


元々子供は母親の体の一部ですから、やはり絆は深いんです。


一緒に〇〇をしてくれる、共感してくれることで、子供が自己肯定感を感じるようになって、だいたい10歳くらいまでにバーストラウマが消えるそうです。


よく小さい頃に親の愛情を受けていないと・・とか言われますが、この愛情の正体は自己肯定感を子供に持たせることなんですね。


決して甘やかすわけではないですよ。


そして条件付の自己肯定感でもないんです。


つまり、いい子にしていたらほめてもらえるとか、成績が上がったらほめてもらえるとかですね。


このいい子って実は、大人の都合だったりするんですよね。


ではなく、ありのままの子供を認めてあげないといけないんです。


私にも思い当たるフシがあるので、ちょっと気をつけないといけないな~と思いましたね。



■夫婦も実はお互いに自己肯定感を感じながら毎日を送っている

実は夫婦も、相手がいることで相手を通して自己肯定感を感じながら毎日を送っているそうです。


例えば奥さんが旦那さんとの会話で、困ったことをただ聞いて欲しいことってないですか?


自分の主張を、そうだね~って言ってもらいたいっていうか。


別に解決方法が欲しいわけではないけれど、ただ聞いて欲しいんですよね。


それも自分を認めて欲しい、つまり自己肯定感を求めているんですって。


相手から存在を認められたい、認めてくれていると多少なりとも感じているからこそ夫婦でいられるそうです。


なるほどですね(^^)


妙に納得してしまいましたね。



■幼児期の男の子の無意味な動きは、その子の持つエッセンス

私にも5歳の息子がいるので、ほんとそうだなぁ~と思ったのが、母親には理解できない無意味な動きをすることってないですか?


ガサガサしたり、うろうろしたり、変に飛び跳ねながら歩いたり。


なんでじっとしてられないの?!って思うんですけど、それはその子が本来持つエッセンスなんだそうです。


エッセンスとはここでは『命の働き』と話されていましたが、私なりに理解したのは本質ってことです。


人に迷惑をかけたり危険な場合はまずいですが、そうでない時はやはりその本質に共感してやることが重要なんです。



■幼児期の女の子はもう2歳くらいで母親の状況を理解してしまう

男の子は4歳くらいまで、あまり人の言うことが理解できていないそうです。


5歳(年長)になって、ようやく少し分かってくるんですって。


それに比べて女の子は、2歳くらいで母親の状況やこうして欲しいと思っているってことが分かるそうです。


すごいですよね。


なので、母親の状況を見て行動できるようになるので、一見、手のかからないいい子だったりするんです。


けど実際は、自分の気持ちを抑えて我慢していることも結構あるそうです。


例えば兄弟がいて『お姉ちゃんだからね』って言うことありますよね。


たまにはお姉ちゃんの気持ちを優先させてあげないと、ある程度大きくなったらたまった我慢が怒りや恨みになるケースもあるんです。


それが親に向かずに、外に向いてしまうことも多いんです。


だから問題が起きても、親は何が原因か分からないんだそうです。


お姉ちゃんもやっぱり母親に認められたいって思っているはずですからね。



■約一時間半の話で私なりに理解したことは、子供を認めてあげること

約一時間半の講演で、たくさんのお話がありました。


全てうまくは聞けていないと思いますが、母親が子供にしてあげることは子供のありのままを認めてあげることなんです。


それが子供の根っこになっていって、自信を持つようになり、そしてそれが行動につながっていきます。


講師のカウンセラーによると、例えば思春期くらいで問題があったら、時間を巻き戻すように過去に遡るそうです。


どこに問題があったのか探すように。


そして、この自己肯定感のところからやり直すケースも少なくないそうです。


自己肯定感つまり存在していいんだよ・・と本人が安心感を感じられるように時間をかけてカウンセリングをするそうです。


私も普段、どうしても子供に対して否定的なものの言い方になってしまいがちですが、少しでも子供を認めてあげられるよう心がけたいと思いましたね。


反省ですね・・


そして私自身が自分の事として気付いたことは、私も自己肯定感がちょっと足りてない気がしますね(^^;)


けど、それに気がつけてよかったな~と今回思いました。


その気づきや今回の話をまた思い返したくて、会場で講師の本を買ってしまいました(^^;)


家事や育児の合間に、繰り返し読んでみたいと思います。


ちなみに、こんな本です。



子育て中の人の参考になれば、うれしいです。

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