私と息子はアトピーやアレルギー治療のため、大阪府高槻市にある漢方内科の松本医院に4年かかっています。
2週間に1回の受診を続けていますが、先日看護師さんから診察およびお薬の健康保険適用について話がありました。
これから受診しようとする人と、私と息子のようにこれまで受診してきた人ではちょっと扱いが違うようなので、分けて書きますね。
■私と息子のように既に受診している場合
松本医院の漢方薬は、保険分と自費分が存在します。
例えばアトピーの治療に使う漢方薬は、保険が効く量が決まっています。
その分はもちろん保険でもらっていたのですが、松本先生のこれまでの経験から保険分だけでは薬の効きが弱いのだそうです。
なので、薬の効きを良くするために同じ漢方薬なんですけど、量を多く出されます。
この多く出される分が、自費分になります。
今は息子も同じで、自費分があります。
一つの病気で出される薬の中に保険診療分と自費診療分が存在するのは混合診療と呼ばれていて、国としては基本的に(?)ダメなんだそうです。
これまで混合診療で薬をもらっていたのですが、厚生労働省からの指摘があって、アトピーやアレルギーに関わるお薬や診察代も全部自費になったんです(泣)
保険分で認められていた分もですよ!?
はぁ・・がっかりです。
松本先生も患者の負担を考えて、薬代を少し安く出してくれるそうですが、それでも息子と私の二人分で一ヶ月3,000円弱の負担増になります。
つらいですねぇ。
最近は症状も安定してきて、薬代も減ってきたんですけどね。
看護師さんに聞いたら、だいたい月に4,000円くらい増の人が多いようです。
もらっている薬と量にもよるのですが、私と息子で3,000円弱は安い方なんでしょうね。
ただ混合診療でなけでば本来は保険で出せるお薬なので、あるのかどうかは別にして、他の病院で同じ漢方薬を処方してもらえば保険でもらうことが出来ます。
けど他の病院ってどこ?
同じような治療をしている病院ってあるのか、疑問です。
それにこの混合診療は漢方の生薬だけでなく、漢方の塗り薬(もともと自費ですが)も対象になります。
子供さんによくあるケースだと思うのですが、これまで漢方生薬は保険の量しかもらっていなくても、皮膚の炎症や傷口に塗るのに漢方の塗り薬を一緒にもらっていたとします。
すると混合診療と見なされ、アトピーやアレルギーに関わる薬や診察も全て自費になります。
また、漢方が飲めない赤ちゃんだと漢方風呂(もともと自費)をもらっていたりします。
これも混合治療と見なされ、診察代も自費診療になるそうです。
松本先生も、かなり困っているようでしたね。
私もこのしくみが適用される前と後で、会計の時にもらう明細を比較してみましたが、高くなっていましたね。
ちなみに私と息子の診察代も自費になるんですけど、私はコレステロールが少し高くてそれも診てもらっているんですよね。
息子はちょうど風邪をひいて、葛根湯を出してもらいました。
コレステロールや風邪のように病名が違っていてこれまでその病気で混合診療をしていない場合は、その病気に限って薬や診察代も保険が適用できるんです。
今回はアトピーやアレルギーでない病名での診察ってことになっているようなので、診察代は保険が適用できるそうです。
実際はアトピーやアレルギーの診察も含んでいるんですけど、先生は患者の負担を考えてくれています。
息子の風邪が治ったらどうなるんだろう・・と疑問ですが、今度行く時はさすがに風邪も治っていそうなので、聞いてみたいと思います。
ちなみにリウマチなどでこれまで松本医院で鍼灸治療(もともと自費です)を受けていた人は、よそで鍼灸が受けられないか検討されているそうです。
ちょっとややこしい話になりましたが、今、松本医院にかかっている人のケースです。
■これから松本医院にかかる人はどうなる?
これから松本医院にかかる人ですが、全て保険の範囲内での治療になるそうです。
ただ一部、漢方風呂に関してはその症状によって混合診療が認められるケースもあるかもしれないですが、それも微妙なようです。
全て保険の範囲内になるので、漢方の塗り薬や抗ヘルペス剤なんかはもらえなくなると思います。
自費分の薬をもらってしまうと、それまで保険で認められていた薬や診療代も自費になってしまうからです。
もしくはその薬が欲しいとなれば、自費になりますが・・の確認がありそうですね。
最近決まったことのようで、まだ変更がありそうな気がしています。
なので、これから受診を考えている人は、保険で治療できるか事前に確認しておくことをおすすめします。
行ってから、え~!ってなってしまうのも、困りますよね。
松本医院の受診を考えている人やアトピー、アレルギーに悩む人の参考になればうれしいです。