アレルギーについて

漢方治療で知った潰瘍性大腸炎、リウマチの原因とは?

私と息子はアトピーとアレルギー治療で、3年半漢方治療を続けています。


大阪府高槻市にある松本医院という漢方医院ですが、潰瘍性大腸炎やリウマチの患者さんも多く受診されています。


この病院にかかるまで、リウマチは関節が痛い病気だろうな・・、潰瘍性大腸炎に至っては、病名すら知りませんでした。


ただ、以前会社員をしていた頃の話です。


すごく痩せている30代とおぼしき男性が、同じ職場にいました。


仕事で関わることがなかったので、話したこともない人です。


昼休みになると普通食事をしますが、その人は薬と思われる大きなペットボトルに入った液体を飲んでいました。


いつもなんです。


食事は、それだけ。


きっと今考えるとそれで栄養補給をしていて、食事から栄養がとることができない、とると症状が悪化する潰瘍性大腸炎だったのかもしれないな・・と思います。



■潰瘍性大腸炎って?


出典:無料写真素材『写真AC』 https://www.photo-ac.com/


潰瘍性大腸炎は厚生労働省の難病に指定されていて、全国で5万人いるそうです。


大腸の粘膜が免疫の攻撃を受けて、潰瘍状態になり、血便、粘便、下痢、腹痛を伴う病気です。


一般的には原因不明と言われていて、腸の炎症を抑える対処療法がとられるそうです。


ちなみに、安倍総理もこの病気だそうですね。


罹ったら一生治らないといわれるほどの難病なんですが、この病気、私の通う漢方医院では違う見解になっています。


アレルギーやアトピーは花粉や農薬、大気汚染などの化学物質を体外に排出しようとする免疫の働き(IgE抗体が起こす)なんですが、一方の潰瘍性大腸炎はこの働きが起きた時に極度のストレスがかかると、アトピーの時とは違う抗体が体の中に出来てしまいます。


この新たに出来た抗体(IgG抗体)が、腸の壁を攻撃することによるものだと言われています。



■一方のリウマチは?

リウマチは、潰瘍性大腸炎の関節版と考えられ、元々化学物質を体外に排出するために出来た抗体がストレスによって新たな抗体を作り出し、それが関節を攻撃するのだそうです。


そうすると、関節の腫れや痛みが出てくるんです。


潰瘍性大腸炎もリウマチも、膠原病の一つと先生は言います。


膠原病は、関節のこわばり、腫れや痛みを伴う病気の総称のことで、全身性エリテマトーデスやシェーングレン症候群などの難病もここに分類されます。


つまり、世間一般に治らないと言われる難しい病気なんです。



■免疫力を上げることとストレスを減らすことが治療

潰瘍性大腸炎、リウマチとも難病で治らない病気とされていますが、漢方医院では次のように治療されています。


私は素人なので難しい理論は上手く理解できていないのですが、分かる範囲で簡単に説明します。


まず漢方治療で、免疫を上げます。


漢方生薬だけでなく漢方風呂や針、お灸も使います。


そして免疫を上げ続けることで、リウマチや潰瘍性大腸炎の原因になる抗体(IgG抗体)を、アトピーやアレルギーの抗体(IgE抗体)に変えることができるそうです。


そうなれば、腸の炎症や関節の痛みに変わって、アトピーやアレルギーのかゆみや湿疹が出てくるので、そちらの治療に切り替えて漢方を続けると、潰瘍性大腸炎やリウマチ、アトピーも最後には治ってしまうんです。


あと、もう一つ大切なのはこれらの病気って、農薬や大気汚染物質のような化学物質(アレルゲン)を体外に排出するために出来るアレルギー抗体(IgE抗体)が、ストレスによって別の抗体(IgG抗体)に変化していることです。


この抗体が、大腸や関節を攻撃するんです。


なので、この抗体を作ってしまうストレスも、膠原病やリウマチの大きな原因なんです。


そしてせっかく治療をはじめて免疫を上げても、強いストレスがある限り、なかなか治らない病気なんだそうです。


潰瘍性大腸炎は、最近若い人や子供にも多いんです。


それは、職場の人間関係や学業、スポーツなどで自分の才能に対する不信感や葛藤で、強いストレスを感じることが原因だと先生は言います。


私も松本医院の待合で多くの患者さんによる手記を読みましたが、中学受験のストレスで発症した小学生、高校球児、大学受験の受験生、家族を介護する60代の人、仕事のストレスで発症したサラリーマンのものでしたね。


誰しも何かのストレスを抱えながら日々生活していると思いますが、ここで先生に教えてもらったストレスを減らす方法を紹介しますね。



■ストレスを減らすってどうするの?

よく松本医院に行くと、リウマチや潰瘍性大腸炎などの患者さんに先生はこう言います。


『病気は自分の心が作り出しているから、心のありかたを変えないと治らない』と。


よくストレスをためないようにしましょう・・って言いますけど、なんか漠然としていませんか?


うまく発散して・・と言われても、発散方法のある人やそれが分かっている人はいいですけど、もっと深刻なストレスってありますよね。


それってどうするの?って私も、前から思っていました。


そこに、松本先生のこの話です。


そうか~!ってホントに思いました。


この心のありかたですが、
①今ある、ありのままを受け入れる
②人の幸せを自分の幸せとして、一緒に喜んであげられるようになる



だそうです。


他にもあるのかもしれないですが、私が聞いたのはこの二つです。


人間誰しも、欲やエゴがあります。


その欲やエゴがあるから、それが満たされないとストレスを感じてしまうんです。


受験勉強、仕事、人間関係などの悩みって、つまるところエゴが根底にあるんですよね。


それを欲やエゴを捨てて、いい意味で諦める、極端に言えばなるようになると考えることで、ストレスって減らせるそうです。


『病は気から』と昔から言いますが、やはりストレスは病気の元なんですね。


私自身もまだ、そんな悟りの境地には達していないですが、何か困ったことがあったら、ありのままを受け入れることを心がけています。


ほんと、まだまだですけどね。


つたない文章を最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。


潰瘍性大腸炎やリウマチ、ストレスに悩む人の参考になればうれしいです。

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