漢方医院で知ったことや自分で調べてみたことや、実際にこの3年半の治療で体感した中で分かった事があります。
それは、アレルギーやアトピー克服に必要なのは、自分の免疫を上げることなんです。
実はすごくシンプルで、これだけじゃないのかな・・と最近は思うくらいなんです。
確かに免疫力って大切だとは思うけれど、なぜって思いますよね。
■アレルギーは便利さが生んだ副産物
世の中には無数のアレルギー物質(アレルゲン)が存在します。
よくアレルギー検査でするような、スギやヒノキ、卵や牛乳だけじゃないんです。
農薬、大気汚染、車の排気ガス、食品添加物などなど、人間が作り出した文明が今アレルゲンとなっていると思うのです。
この文明の正体は、実は化学物質でありそれがアレルゲンです。
もちろんこれらに触れたからと言って、すぐ健康被害があったり、命の危険にさらされるレベルのものは、ありません。
そういうものは、国がきびしく規制しています。
ただ、まずは安全と言っても、これらのアレルゲンって全くの無害でもないですよね。
体にとってはこれまでなかった異物ですから、免疫は体を守るために異物を体外に排出しようとして、人によってはアレルギーやアトピーを起こすこともあるんです。
でも、今さら車のない生活、虫食いのないきれいな野菜や果物をやめることって出来ますか?
農薬の使わない農作物は見た目が悪いですから、実際問題きっと売れないですよね。
わが家のすぐ近くにある工場から出る煙、多少はアレルギーになっているんじゃないかなとは思うのですが、それを止めると、おそらく家電製品が作れなくなってしまいます。
昔より比べ物にならないくらい便利になった今では、誰もがもう後に戻ることは出来ないんです。
まさか日本を脱出して、アレルゲンのない例えばアマゾンのジャングルに住むことも出来ないですよね。
今もそしてこれからも、さらなる便利さを追求するでしょうから、人間にとってはアレルゲンとなる物質って出来続けると思うのです。
それが、文明が発達するってことでしょうから。
実際、昔よりアレルギーやアトピーの子供って、自分が子供の頃より増えていませんか?
であるならば、体がこれらのアレルゲンと共存できるようにしていかないと、暮らしていけないんだと思います。
それしか、この日本で暮らしていける方法ってないんじゃないでしょうか?
アトピーやアレルギーはつまることころ、免疫VS便利さが生み出した副産物(化学物質)との戦いなんです。
■アレルゲンと共存するには免疫力を上げることが必須
免疫を上げると、なぜアレルギーやアトピーを克服できるの?って思う人もいると思います。
ここは漢方の先生に教わった部分ですが。
免疫には、アレルゲンと共存できる機能があるそうです。
例えば同じアレルゲンでも、アレルギー反応を起こす人とそうでない人がいますよね。
起こさない人は、その人の免疫でアレルゲンと共存できているんです。
起こす人と起こさない人の違いって??敏感だから?
というよりアレルギーを起こす人の免疫が、まだそのアレルゲンと共存できていない状態だからなんです。
共存できるようにするには、免疫にこのアレルゲンは共存できるんだよ~と教えてあげないといけないんです。
それってどうするの?
免疫に少しずつでもアレルゲンに触れさせて徐々に慣らしていくうちに、ある時、免疫が、なんだ!これは体に重大な害ないのか~って気付くそうです。
学習機能があるんですね。
そうなれば、もうこっちのものです。
免疫はそのアレルゲンに対して、かゆみを起こさなくなり、鼻水やくしゃみで体外に排出しようとせず、目から涙も出なくなるんです。
そのためには、免疫が早く気付けるように免疫力を上げる、免疫の力を強くしてあげる必要があるんです。
それが私にとっては、漢方薬だったんです。
ちなみにそのアレルゲンは、汗や尿として排出されたり、体の中で分解してくれます。
そうやって、世の中に無数にあるアレルゲンと免疫は、一つ一つ共存していきます。
これからも新しいアレルゲンは増えていくでしょうから、それと共存していくしかないのだと思っています。
免疫力を抑えずに上げてさえいれば、不快なアレルギー症状が出ても早く共存できるようになると、今、私はそう思っています。
これは、私が通う大阪府高槻市の松本医院にはってあります。
最初見た時は正直驚いたのですが、でも、漢方治療の中でこれ(=免疫を抑えない)を実践してきたからこそ、今、アレルギーやアトピーが楽になっていると実際に体感できる日々がやってきたんです。
ちょっと見づらいかもしれないですね。以下に書いてみます。
『絶対に使ってはいけません!!』
『メンソレータムは尿素が入っているので、絶対に使ってはいけません。』
『生理痛の薬 抗炎症剤が入っているので、絶対に使ってはいけません。』
『かぜ薬・頭痛薬・生理痛の薬・痛み止め・点鼻薬・かゆみ止め・目薬(涙と同じ成分のもの、抗生剤入りの目薬のみ使用可)等は、抗炎症剤・抗アレルギー剤・抗ヒスタミン剤や、ときにはステロイド剤が含まれていることがあり、免疫を抑制しています。その為、必ず、再びリバウンドが繰り返され、アレルギーの完治が遅れるからです。』
ここまでです。
免疫って偉大です。人間の長い歴史で、いろんな機能を備えてきたからこそ、ここまで人間は繁栄できたのではないかと思っています。
アトピーやアレルギーについてはアレルギーについてのカテゴリーに載せていますので、よろしければそちらもご覧くださいね。
アトピーやアレルギーに悩む人の参考になれば、うれしいです。