アトピーのかゆみって強烈ですよね。
耐えられなくて、皮膚をかきやぶってしまうことも多いですよね。
一般的な治療では見た目がかなり悪化するので、かかないように言われますよね。
けれど、私がこの3年半してきた漢方治療では、かいてもいいんです。
我慢しないで、かいたらいいと先生に言われました。
ほんと?なぜ?と思いますよね。
■アトピーってなぜかゆいの?
アトピーはアトピーの原因物質(アレルゲン)が、体の中に入ることで起こります。
人によっては食べ物だったり、大気汚染だったり、金属などいろいろありますよね。
アレルゲンは体にとっては、異物と判断されるので、これはもしかしたら健康を脅かすものかもしれないと免疫は考え、排除しようとします。
花粉症では鼻水やくしゃみが起きて、目から涙が出たりします。
私も長く悩んでいたアレルギー性鼻炎や結膜炎なんかが、そうですね。
ちなみに、アレルギーって肌で起こればアトピー、鼻で起これば鼻炎、目で起これば結膜炎って言われますけど、原因はすべて一緒なんです。
皮膚にかゆみを起こして、かかせ、皮膚がかきやぶられて、そこから異物を排出させようとしているんです。
つまり、かゆみは異物を体外に排出させようとする、免疫の働きなんです。
■アトピーのかゆみはなぜかいていいの?
この記事の最初にも書いたように、わたしがしてきた漢方治療では、かいてもいいと言われています。
確かに見た目は悪くなります。傷がたくさんできて、実際、痛いです。
でも、痛い傷が少し治ってくると、またかゆくなるんです。
ちなみに、今唯一アトピーが残っている手です。
ちなみに指が太いのは、元からなんですよ。ちょっと恥ずかしいですが。
なぜかいていいか?
それは、免疫の働きを抑えてはいけないからです。
かゆみを起こしている元は、異物を体外に排出しようとする免疫なんです。
アトピーのかゆみって、我慢するのは至難の業ですよね。
あのかゆみについ、かゆみ止めを使いたくなりませんか?
それならいっそかいてしまって、傷口を消毒して治してやる方が、楽なんです。
それに、これまでステロイド使ってきた皮膚の入れ替えも、かくことで出来ます。
ざらざらしていた肌、黒ずみなどは、何度も何度も皮膚の入れ替えをしているうちに、免疫がアレルゲンと共存できるようになります。
そうして、かゆみがなくなり、普通の肌が姿を現すようになってきます。
簡単に言うとアトピーが治るプロセスって、そんな感じなんです。
変に我慢してそれがストレスになるより、かいてしまって傷の処置と肌の入れ替えを促してやる方が楽だし、アトピー治療にもつながります。
ただ一つ注意して欲しいのが、この傷口からバイ菌が入ってしまうこともあります。
そうなると、傷口が膿んだりして、アトピー以外に感染症になってしまうことにもなり兼ねないんです。
傷口は消毒するのですが、もし膿むようであれば、バイ菌を殺す薬(抗生物質)を使う必要が出てきます。
そういえば私も、よくこの抗生物質を使っていましたね。
けれどそんな傷もいつか治ってかゆくなくなるのだから、一時的に見た目が悪いのは、傷が痛いな~とは思うものの、それ以外は気にならなくなりました。
それはアトピーってなぜかゆい?どうしたら治る?ってことが、分かったからでしょうね。