アトピーやアレルギーを漢方で治そうと決心して、約3年半が経ちました。
私個人の治療としては、登山に例えるなら7合目といったところでしょうか。
実際、漢方の先生にも中間の手記を書いて欲しいと言われています。
やはりこれは、IgE抗体が2016年6月にガタンと下がったことに他なりません。
ただ、これまでの道のりは簡単なものではありませんでした。
これまで治療してきた過程をお伝えする中で既に書いている部分もありますが、ここで漢方治療で不安に思ったことや感じたことをまとめたいと思います。
■漢方治療で一番不安なことは、いつ治る?リバウンドはいつまで?
漢方医院に訪れる人の大半は、それまで何かしらの薬を使ってアトピーやアレルギー治療をしてきた人が多いです。
ステロイド剤、抗アレルギー剤、抗ヒスタミン剤などで症状をコントロールしていたものの、副作用を起こし薬が効かなくなったり、薬が合わなくて症状が悪化することがあります。
私がこのパターンで、漢方治療に望みをかけたわけです。
漢方治療ではこれまでの薬を一切止めて(脱ステロイド)、漢方治療に切り替えるのですから、いわゆるリバウンド症状が起きることが多いです。
肌の状態が悪化してかゆみやリンパ液に悩まされたり、発熱、ヘルペスによる体の痛み、髪やまゆ毛が抜ける、尿がでにくくなる人もいるそうです。
ひどい人だと休職したりして、普通の生活を送れなくなる人もいます。
私もあの時、育児に専念するつもりで仕事をしていなかったのでよかったですが、仕事をしながらの治療は正直難しかったと思います。
また家族の協力も必要になってきます。1人ではとてもじゃないですが、日々の生活がままなりません。
わが家では、背中に薬を塗る、日々の家事を手伝ってもらう、かゆがる子供をかいてあげるなどは、かなり協力してもらいました。
それあったから、ここまで来れたのだと感謝しています。
そして、このリバウンドはいつ終わるか?どの程度のリバウンドなのかは先生でも分からないと言います。
ほんとうに個人差があるからなんです。
それまでの病歴や治療歴、本人の体質などは、人によって違いますよね。
それを初診の時に聞かされました。
いつ治るか目処もないし、これからどんな大変なことが待っているかも分からない・・
それが実際自分の身に起きて、激しいリバウンドの4ヶ月間、その後に続くかゆみと湿疹、リンパ液が出る、体がピリピリする、眠れない日々の中でさらに不安が強くなりました。
少し軽くなったかな?と思っても、また悪くなると落胆して、まだなのか・・いつまでなの?
そんなことばかり考えていました。
そんな時は、漢方医院にあるたくさんの手記を読んでは、自分と同じ症状の人を探していました。
この人はこのくらいでよくなっている・・だからもう少し、きっともう少しだと自分に言い聞かせていました。
■漢方治療やめてもいい。でも、次どうするの?
もう一つ考えたことは、じゃあ漢方治療やめますってやめることはすぐにでも出来て簡単だけど、次どうするの?って思ったことです。
また従来の治療に戻るの?副作用出たんじゃないの?塗っていないとかゆくなるんじゃないの?そして、対処療法なんじゃないの?ってことでした。
その度にもう戻るところはない、前に進むしかない、そう思って歯をくいしばって治療をしてきました。
やめて次どうする?それが私に漢方治療を続けさせたのです。
また、子供の存在も大きかったです。
何とかこの子のアレルギーは治してやりたい、せめて普通に生活できるレベルにしてあげたいと思ったからです。
イヤじゃないですか・・いつまでも子供が、アトピーでつらそうにしているのを見るの。
何としても子供は治してみせる!この気持ちがあったから、私も子供のつらそうな様子を見ても、耐えられたのだと今は思っています。
実際、子供のかわいそうな姿を見て、治療を断念する人も少なくないです。
けど、わが子のことなら母親って結構、頑張れるものです。
ですよね?お母さん!