私と息子はアトピーやアレルギーを漢方で治療していて、もうすぐ4年になります。
大阪府高槻市の松本医院という漢方医院で、先生は現在72歳の結構高齢の先生です。
年の功もあってか、人生経験が豊富だな・・と先生の話を聞いていると、よく感じます。
そんな病院に2週間に一度のペースで、息子を連れて受診しています。
アトピーやアレルギーの治療日記は、ママの治療や息子の治療のカテゴリーに載っていますが、今回は多動気味の息子の話です。
よく息子を連れて行くので、先生は息子にアトピーの病状を聞いたり、おかしをくれたりするんです。
■診察室でガサガサする息子を見て、先生はこう言いました
診察室に入ると椅子に座るのですが、椅子が回るのでそれがおもしろいのか、あまりじっとしていられないんですよね。
『危ないからじっとしなさい』と言うのですが、しばらくはおとなしく出来ても、なかなか難しいんです。
あと、息子は先生に『ここがかゆい~』と言ったりもしますが、『これはヘルペスやな~』と言われ、『??』という顔をしています。
先生は『心配せんでええ~、かゆかったらかいたらええ』と息子に言います。
そんな話をしながら、落ち着きがない息子なので私が『先生、すみません、ガサガサして・・この子ちょっと多動で・・』と言いました。
そうすると先生は、『俺なんか老人性多動や。ガサガサしてると家族にも言われるで。けど異常か?』と言われました。
『迷惑かけてないんやったら、かまへんかまへん』と言います。
■発達の先生に多動ぎみと言われたと松本先生に話してみました
出典:無料写真素材『写真AC』https://www.photo-ac.com/
私が『来年から小学生になるけれど、45分授業座っていられるか・・って言われるんです』ってちょっと話したところ、先生はこう言いました。
『そんなん、昔から授業中座ってない子なんてなんぼでもおったで!』
『日本の教育はみんな同じじゃないとあかんみたいになっているけれど、そうじゃないんよな~』
『授業中座ってなかったら、誰かに迷惑かけるんか?』
『うちの患者で数学の天才がいるけれど、そいつは自閉症や』
『この子(息子を見て)は素直で正直な子や、人に迷惑かけるような子と違うで』
『そういう子は何か才能があるんやで』と。
実際、才能があるかどうかは、まぁこの親の子なので(^^;)分かりませんけど、結果的に松本先生に元気付けてもらいました。
集中力が切れやすくて多動だったり、言いたいことがうまく伝えられないことを正直、気にしていたんですけど、これも個性なんですよね。
松本先生自身、世の中にある病院と全く違う診察をしているので、世間からいろんな批判も受けてきたかと思うんですね。
その中で人と違うことは悪いことじゃなくて、もしかしたら良い方向に向くかもしれないってこともこれまで見てきたんでしょう。
確かに親だと、どうしても否定的な部分ばかりに目が行きますよね。
けど気になるところも前向きに考えつつ、とはいえ正直怒ることも多いですが、息子のいいところも見てあげたいと思いました。
久々に、子供に対して前向きになれた気がしています(^^)
子供の発達が気になる親御さんの参考になれば、うれしいです。