アトピーとアレルギーの漢方治療(脱ステロイド)が2013年7月にスタートしました。
それから、二週間に一度、診察に行くようになりました。
■2回目の診察
前回の血液検査の結果が出ていました。
アレルギーの度合いを見る指標となるIgE抗体の値ですが、わずか41でした。
IgE抗体は、世の中にあるアレルギー物質に自分の体がどの程度反応するか?
つまり、アレルギーの起こりやすさを数字で表しているものなんですね。
この値が高いほど、アレルギー症状がひどいと判断されます。
成人でアレルギーのない人でも、100とか200程度だそうです。
先生には、
『IgEが何万もある人がいるのに、全然たいしたことないやない?!』って言われました。(関西弁です)
この日も、漢方の煎じ薬、塗り薬をもらって帰りました。
アトピーの症状は漢方治療をはじめる前と変わらず、皮膚のやわらかい腕や足の関節、おでこ、首に赤みとかゆみがありました。
かゆみでかきむしることも結構あり、引っかき傷はかなりあり、ざらざらした肌でした。
■アレルギーってなぜ起こる?
IgEが低いのに、じゃあなぜアレルギーが起こるの?って思うのは普通だと思いますが、これってちょっと難しい話なんですが。
これは漢方治療で分かったことや、自分で調べたことです。
漢方治療にかかるまでに、皮膚科でステロイド剤や抗アレルギー剤でアトピーや鼻炎、目の結膜炎の治療していたんですね。
これらの薬は、IgEの値を下げる薬なんです。
なので、薬を使っているときは楽になるんですけど、止めてしまうとまた上がってくるんです。
そうすると、またアトピーやアレルギーの症状が出てしまうんです。
私のIgE抗体が41だったのは、それまでの皮膚科などの治療で数値が抑えられていただけでした。
この数値が高いと、アレルギーやアトピーの症状が出やすくなりますから、つらくなります。
実際お医者さんもおっしゃっていますが、今のアトピーやアレルギー治療で普通に行われてる治療は、対処療法なんです。
アレルギーを治しているわけではないんですね実は。
薬でうまくコントロールして、日常生活を普通に送れるようにしましょうってことなんです。
でも私のように、副作用が出てしまう人もいるわけで、民間療法が流行ったりするのはそのせいなんです。
これを漢方治療では、時間をかけて体質を変えて、IgE抗体の値をステロイドなどの薬を使わず、自分の免疫の力で下げていこうという治療なんです。
半年に1回の血液検査があるので、今後、推移をお伝えすると、より分かっていただけるのではと思います。
アレルギーやアトピーが軽くなる、治っていくってこんな感じなのか・・って、治療して3年半経った今なら分かったような気がしています。