子育てについて

学童指導員の現実というヤフーニュースを見て思うこと

今回は、学童指導員の現実というニュースを見て思うことを書いてみます。


何気にネットを見ていて、偶然見つけたんです。


私には小1の息子がいますが、今は外に働きに行ってません。


まだ、小さいし一人っ子だし、それに小さい息子との時間を大事にしたいのもあります。


息子の友達は学童に行ってる子が多く、『〇〇くんは金曜が学童ないから、一緒に帰れるんだ~』と言います。


普段は同じ方向に帰る子で、その時出会った子と帰っているんですけどね。


働くお母さんにとっては学童保育ってなくてはならないものでしょうけど、このニュースを見てなんだかな・・と思ってしまいました。



■学童指導員の現実とは・・


出典:無料写真素材『写真AC』https://www.photo-ac.com/


ニュースの内容はコレです。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180713-10000001-mbsnews-l27


ただヤフーニュースってそのうち削除されることもあるので、以下に文章だけ載せておきます。


ネットで読めたよという人は、ここからジャンプしてもらって大丈夫です。


ジャンプする人は以下を押してください。
ジャンプ~


記事スタートです。

【特集】44歳で手取り月18万円…学童保育を支える指導員の現実

7/13(金) 15:07配信 MBSニュース


働く親にとって、放課後子どもを預かってくれる「学童保育」は欠かせない場所ですが、そこで働く人たちの処遇は決していいものとは言えません。



多岐にわたる仕事内容

大阪・西淀川区にあるたんぽぽ学童保育。


この学童で働くのは、44歳の森岡恵治さん。


この道24年のベテラン指導員です。出勤は午前10時。


子どもたちが来る前に事務作業に取りかかります。


「子どもたちが来る時間と帰る時間を(パソコンで)管理している」(森岡恵治さん)


この施設には、小学3年から6年までの12人の子どもたちが通っています。


夏休みでも学童保育はあるため、アルバイトの指導員と夏の予定を打ち合わせします。


「プールじゃなくて、あそこ行ったらどうやと思って。ドラゴン公園のある川西市の川」(森岡恵治さん)


落ち着いて仕事ができるのは昼過ぎまで。ここからが本番です。


午後3時。放課後、次々とやってくる子どもたち。


<算数のプリントを前にして>
「ここが真っすぐな線やとしたら?こっからここまでなんぼ?」(森岡恵治さん)
「むずかしい」(男の子)


指導員としての森岡さんの仕事は多岐にわたります。


1人1人の宿題を手伝だったり、外へお出かけして、みんなで遊ぶことも。


午後4時。子どもたちのおやつも用意します。


きょうは手作りのホットケーキ。週に3日はおやつを作ります。


Q.どんな先生?
「やさしい。いろいろ教えてくれる。宿題とか」(男の子2人)


Q.好き?
「うん」


Q.どれくらい?
「(両腕を広げて)これくらい」


夕暮れ時の午後6時、ようやく子どもたちを家に送ります。


「ほんまに一生懸命生きてる子どもたちと関われる。すごく楽しい仕事で、やりがいのある仕事やと思ってます」(森岡恵治さん)



手取り月18万円、休みは日曜と祝日だけ

森岡さんが暮らしているのは大阪・西淀川区の市営住宅。


結婚はまだ。家賃3万円の部屋にひとり暮らしです。


Q.給料はどれくらい?
「明細あるけど、これになります」(森岡恵治さん)


24年間働いてきた森岡さんの給料は、手取りで月18万円、年収は250万円ほどです。


休みは日曜と祝日だけ、ほとんど遊びには行けません。


「自分はまだこの年やけど独身なので、単身やからこそ給料安くても生きていければいいかという感じでできてますけど。将来的な不安とか…すごく不安になってくる」(森岡恵治さん)


なぜ給料が安いのか。


それは国が設定する運営費の低さにあります。


例えば、19人の児童を預かる施設で常勤1人非常勤1人の指導員の場合、これに対し設定された運営費は約500万円で、補助金と保護者が支払う保育料で賄います。


これが給料の元となるため、おのずと支給額は低くなります。



「奥さんの理解があって仕事をさせてもらってる」

7月8日、年に一度の学童関係者が集まる研究会が行われました。


「インフルエンザにかかったときは、どう対応するつもりだった?」(男性指導員)


「週末については月曜からを乗り切るために調整する。熱出すのは土曜の晩みたいな」(男性指導員)


それぞれの学童の労働環境など話し合いましたが、ここでも指導員の処遇の悪さが浮き彫りとなりました。


「正直生活は贅沢はできないし、しんどい部分はありますけど。やり続けたいと思ってますので、この給料(20万円弱)でも頑張っていくしかないかな」(大阪市の指導員・39歳)


「手取りで13、14万円くらい」(寝屋川市の指導員・37歳)


Q.子どもは
「1人で、もうすぐ1人生まれるんで2人。奥さんの理解があって、なんとか仕事をさせてもらってるかな」



学童需要は高まるも…

そもそも学童は放課後の子どもたちを預かってほしいと地域の保護者が共同で作ったもので、当時は自らの家を開放し指導員を保護者が見つけ出して雇っていました。


しかし時代は流れ、核家族や共働き夫婦も増え、子育て環境は大きく変わりました。


学童保育は今の社会にとって欠かせない存在になっています。


「私にとっても子どもにとっても、よりどころ」(保護者)


「(年齢が)下の子の面倒をみたり、お兄ちゃんのいうことを聞いたりとか。小さな家族みたいな役割」(保護者)


「子どもを育てるチームの1人として、大事な機関だと思ってます」(保護者)


国も3年前から指導員の処遇改善のため新たに補助金を出すなど、動きはじめました。


それでも高まる学童需要に追い付いていないのが現状です。


そこには学童に対する根本的な意識の差があると専門家は言います。


「学童に対する見方。国の意識の低さ、自治体の意識の低さというところがあるのでは。指導員のやりがい思いが、行政に伝わっていないんじゃないかな」(労働法に詳しい 遠地靖志弁護士)



指導員たちの努力でギリギリ成り立っている学童保育

再び、たんぽぽ学童保育の森岡さん。


午後7時。子どもたちが帰った後も仕事は続きます。


「きょうの1日の活動の日誌です」(森岡恵治さん)


日本の子育て社会を支えてきた学童保育。それは今、指導員たちの努力によってギリギリのラインで成り立っています。


「『預かっている』ということの責任ある仕事なんで、その責任に見合う、働き続けられるような、せっかく思いをもってやってる指導員は多いと思うんで。指導員が安心して働き続けられるような職場にしていけたらなと思います」(森岡恵治さん)


記事ココまで!



■利益を生み出さない職業には冷たい・・

世の中が厳しくなって、合理化し利益を追求した結果こうなってしまった気がするんですよね。


今は利益を生み出している人はたくさん給料をもらっているんでしょうけど、そうでなければこれが現実なんですね。


損得だけじゃない仕事だってあって、必要な仕事ですよね。


保育士さんもそうですけどね。


うちの息子が通う小学校でも学童保育は定員パンパンで、新入生を迎えるにあたって3年生は学童を出てもらえないか打診があるとかです。


ちなみに学童保育は3年生までなんです。


需要はあるし、親も学童があるから安心して外に出られるのに・・



■国の補助金もそうだけど、親の負担を上げてもいいのでは?

国は女性も働くことを推進しているといいつつ、出すものは出さないんですね。


せめて一般企業の平均給与くらいの待遇にはならないもんでしょうかねぇ・・


また親の方もたった(と言っては失礼かもですが・・)月数千円で預かってくれるんですよね、毎日毎日。


うちの地域のケースですけどね。


週一回の習い事でも、もう少ししますよ。


幼稚園の時間外保育は、もっと高かったです。


ま、年齢が違いますけどね。


なら、少し親の負担を上げてもいいんじゃないかとも思うんです。


そりゃ安い方が助かりますけど子供を毎日預けているのですから、納得される人も多い気がします。


でないと、そのうち学童指導員をやりたい人がいなくなってしまいそうです・・


いくら子供が好きでやりがいがあると言っても、お給料の要素も大きいですからね。


どう思いますか?


ご意見ご感想などがあれば、お気軽にコメントを残してくださいね(^^)

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