私と息子はアトピーやアレルギーを漢方薬で治療していて、大阪府高槻市にある松本医院という漢方内科に4年通院しています。
そしてアトピーアレルギーの治療日記だけでなく、アレルギーについて知ったことも載せています。
今回は、子供の食物アレルギーの最新治療『経口免疫療法』で重症の子が4人出たというヤフーニュースを読んで、感じたことを書いてみます。
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■ニュースはこれです
出典:無料写真素材『写真AC』https://www.photo-ac.com/
ニュースはこれです。
4分程度の映像ニュースで、音が出ますので注意してくださいね。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20171120-00000076-jnn-soci
ヤフーニュースってそのうち削除されることもあるので、文章だけ以下に写しますね。
ニュースをちゃんと見れた人は、ここは飛ばして大丈夫です。
飛ばす人はココをクリック!
ニュースここから・・
子どもの食物アレルギー最新治療法で「重症4人」の衝撃
11/20(月) 20:39配信
子どもの食物アレルギーに悩む親たちに衝撃が広がっています。
「経口免疫療法」という最新の治療法を行っていた子ども4人に、重いアレルギー症状が起きていたことが分かりました。
都内に住む並木さん一家。6歳から12歳の子どもたち3人には全員、「食物アレルギー」があります。
「卵、小麦、牛乳、ナッツ」(並木理穏くん【9】)
「卵、小麦、牛乳、ナッツ」(並木玲穏くん【6】)
「小麦」(並木史穏くん【12】)
そして夕食の後、毎日行っているのが・・・
「牛乳も、このスポイトで測ってやるんですけど、直接、喉に触れるとイガイガするらしいので、何かに混ぜて入れています」(並木千賀さん)
アレルギーの原因となる食物を少しずつ摂取する「経口免疫療法」という治療をしているのです。
小麦アレルギーがある12歳の史穏くんは、すでに5年間、この経口免疫療法を続けていて、今は食パンは1枚、唐揚げも2、3個くらいまで食べられるようになりました。
「本当に大変だよね」(並木千賀さん)
「小学校2年生まで全然パン1枚も食べられなくて、唐揚げも夢のまた夢で・・・」(並木史穏くん【12】)
ただ、3人それぞれ、その時の体調によってアレルギー症状が出ることもあり、安心はできません。
しかし、先週入ってきたニュースに、並木さんは衝撃を受けました。
神奈川県で経口免疫療法を行っていた牛乳アレルギーの子どもが、ぜんそくの発作の2日後、135ミリリットルの牛乳を飲んだ後、重いアレルギー症状を起こし、一時、心肺停止にまでなったことがわかったのです。
これを受け、日本小児アレルギー学会は、全国の医療施設を対象に緊急調査を実施。その結果が、19日に報告されました。
全国で、他にも経口免疫療法を行っていた3人の子どもが、重いアレルギー症状を起こしていたことがわかりました。
緊急調査に当たった医師は、「経口免疫療法は確立された治療法ではなく、万が一のリスクに対応する態勢がなくてはならない」と話します。
「臨床研究としてやってください。一般診療ではないですよと。
万が一、症状が出たときの対応は、患者さんたちに徹底的に指導していますし、救急態勢をきちんと確立した上で行うと」(相模原病院 海老澤元宏 副センター長)
3人の子どもが経口免疫療法に取り組む並木さん一家は・・・
「うちも、ぜんそく持ちで牛乳の経口免疫療法やっているので驚きました」(並木千賀さん)
「最近もずっと食べているけど、あの事故起きてから少し怖い、食べるのが」(史穏くん【12】)
その一方で、今後、どこかで子どもたちが間違ってアレルギーの出る食物を食べてしまったらと考えると、経口免疫療法を続けるしかないと話します。
「(経口免疫療法を)やらないリスクもあるので、今はだいぶ食べられるようになったので、少し入っていただけで苦しくなる、命を落とすということはない。これしか手段がないので続けていこうかと。今以上に気にしながら続けるしかない」(並木千賀さん)
(20日14:44)
ニュースはここまで
■このニュースを見て思うことと息子のケース
子供の食物アレルギーの治療として行われている経口免疫療法は、まだまだ確立されていないようですね。
ただ現在この治療をしている家庭では、まさか臨床研究だとも思っていないでしょうけどね。
私もちょっと驚きました。
ちょっと話がそれますが、息子のケースです。
息子(6歳)も以前は卵にアレルギーがありましたが、漢方治療を続けている中で克服できました。
その間も卵焼きや目玉焼き、ゆで卵はNGですが、つなぎとして使用している卵は様子を見ながら食べさせたりしていました。
幼稚園に3歳児として入園する頃にはかなり軽くなっていたので、アトピーやヘルペスは大変な子ですが、食物アレルギーはさほど重度でもなかったのだと思いますけどね。
成長とともに、軽くなっていった感じもしますが。
話を戻しますね。
アレルギーを起こす食品に少しずつ慣らしていくことは、私も賛成です。
もちろん様子を見ながらですけどね。
特に子供の場合、続けることで良くなっていくケースも結構あるからです。
■食物アレルギーは食品そのものがアレルゲンではない
私が通う漢方内科の松本先生は、小麦や牛乳そのものがアレルギーを起こしているのではないと言います。
それを作る過程で使われる農薬や大気汚染物質、添加物が食品とひっついて、それを食べることで食物アレルギーが起こるんです。
最近、昔に比べて食物アレルギーの子って増えていますよね。
なぜかって、それは先進国では文明が発達して、昔には無かった化学物質に体が反応しているからなんです。
それを証拠に、発展途上国の子供にはアトピーや喘息などアレルギーの子がいないと聞いた事があります。
日本で暮らしていく以上、しょうがないんでしょうけどね。
■併せて行って欲しいことは、免疫力アップ!
経口免疫療法で食品に慣らしていきつつ、もう一つ併せて行って欲しいのが、やっぱり免疫を抑えず上げることだと思います。
食物アレルギーの子って特定の食品に対するアレルギーの値はもちろん高いでしょうけど、きっとアレルギーの素因を見るIgE抗体も結構高いと思うんですよね。
免疫力を上げることで免疫が持つ学習機能が働いて、IgE抗体をはじめとするアレルギー値が下がってきます。
私のIgE抗体が漢方治療を続けて免疫アップした結果、約3年かけてドン!と下がったように・・
アトピーや鼻炎、結膜炎と食物アレルギーは、もしかしたら同じじゃないのかもしれないですが、それでもアレルギーの値を下げることは体感的には楽になってくると思います。
免疫力アップと経口免疫療法は、併せて行った方が効果があるんじゃないかと自らの経験を踏まえて感じましたね。
私の場合は漢方治療で免疫力を上げましたが、他にも免疫を上げる方法っていろいろありますよね。
それらを試してみるのも、一つの方法かと。
食物アレルギーに悩む人の参考になれば、うれしいです。
感想や質問などがあれば、お気軽にコメントを残していただくかお問い合わせからメールしてみてくださいね。