アトピーやアレルギー症状が出ると、血液を摂ってアレルギー検査をする人も多いですよね。
病院で勧められることもありますし。
息子も生後2ヶ月には、乳児湿疹かアトピーが出ていたので、何度か検査をしたことがあります。
■アレルギー検査でアレルゲンって全て分かりますか?
食品、花粉、ハウスダスト、動物がよくある項目ですよね。
ママ友の話によると、計測不能なくらい値が高いこともあるんですよね。
その子はソバアレルギーだそうで、食べたら命にかかわるくらいだそうです。
それだと、検査結果にはっきり出るので、分かりやすいですね。
でも、うちの息子や私もですが、明らかに〇〇に対してはひどいアレルギーと出たものがないんです。
でも体はかゆい、鼻水やくしゃみが出る、体がジュクジュクしているんです。
これって、検査項目以外の何かに反応しているってことですよね。
息子が赤ちゃんの時は、かなり悩みました。
何に反応しているんだろう・・何を除去したらいいんだろう・・って。
その頃はまだ漢方治療でなく、近所の小児科や皮膚科に通っていた頃でした。
その疑問を当時かかっていた先生に聞くと、
『まぁこれだけじゃないからね~』と言われました。
じゃあどうすれば?と思いましたが、結局聞けずじまいでした。
■アレルゲンの正体は化学物質
漢方治療をはじめて、なぜアトピーになるのか?なぜ体かかゆいのか?が分かるようになってきました。
他の記事にも書いていますが、アトピーはアレルゲンを体が排除しようとして起きている症状です。
(よかったら、アレルギーについての他の記事もご覧くださいね)
アレルゲンって、自動車の排気ガス、食品に含まれる農薬、大気汚染なんかも含まれるんですよね。
普通に暮らしていて、特にアレルギー反応が起こる食べ物を食べたわけでもないのに、アトピーや乳児湿疹になるんですから。
もう環境としか考えられないですよね。
この環境は間違いなく、人間が豊かさを追求したことで生み出した副産物なんです。
このアレルゲンを松本先生は、化学物質だとおっしゃいます。
そして世の中には、おびただしい種類の化学物質があり、今も作られているそうです。
人間が便利さを追求して、これからも豊かになっていくってこういうことですから。
でもですよ・・
それがアレルゲンだって分かっている人は、結構いると思うんです。
だけど、便利になり豊かになって、それで生計を立てている人もいるんですよね。
極端な話、車がダメ!ってなったら、自動車メーカーやそれに関係する人は職を失いますよね。
だから大きな声では言えないんですね。アトピーやアレルギーの正体は化学物質だって。
花粉症なんかもそうですけど、昔からあるのに、ここ十数年で花粉症が取り上げられますよね。
花粉症は花粉自体というより、汚染された空気の中で飛んでいるうちに花粉に汚染物質が付着します。
そしてこの花粉が人間の体に入るので、花粉症の症状が出るんです。
もちろん、花粉自体に反応する人もいるとは思いますが、こんなに多くの人がここ数十年で症状を訴え始めるってやっぱりそういうことだと思うんです。
そう考えるのが、自然じゃないですかね。
■アレルギー検査は必要。でも全てじゃない
じゃあアレルギー検査って必要なの?って私も思ったことがあります。
今思うには、やっぱり必要です。
アレルギーの素因を見るIgE抗体の値は、自分がどの程度アレルギー体質なのか知ることが出来ます。
私が今も続けている漢方治療では、このIgE抗体の値を下げて、アレルギーの素因を少なくしていく治療です。
また、前述のママ友の子供だと、ソバが危ないって知っておく必要がありますよね。
だけど、それだけじゃないってことも知っておくと、いろいろ除去しているのになぜアトピーが治らないの?って悩んだりすることもないと思います。
ソバのように除去することも場合によっては大切ですが、世の中のアレルゲン全てを除去するのはまず不可能です。
少なくとも、先進国に住んでいる限りは。
であれば、アレルギーの素因を下げて、アレルギーが起こりにくい体質に改善する方が、アレルギーやアトピー治療につながると今は考えています。