ママの治療

脱ステロイドのリバウンド地獄の日々から少し抜け出したものの・・

2014年の春になっていました。


漢方治療をはじめて、半年を過ぎた頃です。



■地獄の日々は抜け出したものの今度は爪が・・・

地獄の日々から抜け出したと感じた一番の理由は、熱が出なくなったことです。


それま約4ヶ月間、37~38度の熱がほぼ連日にように続いていたのですが、熱がなくなったことで、家事や子供の世話も少しずつですが出来るようになりました。


ただ、見た目は変わっていなくて、体の赤みやかゆみ、時折出る水ぶくれのような湿疹、体がピリピリする痛みは続きました。


通院は相変わらず、2週間に一度のペースです。


当時、もらっていた薬ですが、
・アトピーの煎じ薬
・体がピリピリするヘルペスを抑える煎じ薬
・ヘルペスを抑える錠剤
・傷にぬる塗り薬2種類
・ひどい傷に塗る抗生物質の塗り薬


子供と一緒に入る漢方の入浴剤も、継続していました。


お風呂上りには最初に取っておいた入浴剤の原液をコットンにひたして体に塗ってから、もらった塗り薬を塗るのですが、入浴剤が原液で濃いせいでしょうか・・かゆみがすごかったです。


お風呂に入って体が温まるので余計かゆみも出るのでしょうが、足の裏以外はほぼかゆみがありました。


お風呂に出ると、体中を20~30分かけてかくんです。


けれど、かいてもかいても治まることはありませんでした。


毎日、大量に体から出た皮膚(粉)で汚れたシーツをきれいにして、掃除機をかけていました。


シーツが血だらけになることもあって、急いで洗い替えのシーツや布団カバー、パジャマを買いに行きました。


家の中は粉だらけでそれを見ると、とても悲しい気持ちになりました。


こんなになってしまうのか・・・


化繊の下着をつけると刺激になるのかむずむずかゆいので、コットンの下着やTシャツばかり着ていました。


そんなある日、右手親指の爪と皮膚の境目をかいていたところ、皮膚の部分に傷ができてしまいました。


傷が出来ること自体はこのころ普通なんですが、その傷にバイ菌でも入ったのでしょう。


しばらくすると皮膚の部分が腫れてきて、熱を持つようになりました。


先生に相談したところ、抗生物質の塗り薬と漢方の塗り薬を塗るように言われました。


正直、痛み止めのようなものが欲しかったのですが、体から自然に出ているものを抑えるのは免疫を抑えることになるので、痛みはただ耐えるしかなかったんです。


爪のすぐ近くの皮膚が腫れていたので、しばらくすると爪自体が浮いてきました。


え!?どうなるの?って思っていたんですが、ある日漢方風呂に入って体を勢いよくかいた拍子に、爪がはがれてしまったのでした。


はがれた爪の下から、フニャフニャの爪らしいものがありました。



今はこんな感じで、見た目普通になっていますが、アトピーで爪までがはがれるのか・・と驚きました。


向かって右側の爪に近い皮膚が少し切れているのが、分かるでしょうか?ここに当時はばい菌が入って、腫れてきたんです。


ちなみに今は、切れた部分に漢方の塗り薬を塗っているだけです。ここは今、かゆくないんですけど、乾燥で切れてきたようです。



■いつ治るの?毎日がつらい・・・

漢方治療で、痛み止め、かゆみ止め、解熱剤といった免疫を抑える薬を一切止めて、自分の免疫だけで治療するつらさはを乗り越えるには、かなりの覚悟が必要だと感じました。


特に治療をはじめて間もない頃は免疫力が下がっているので、不快な症状がすごく出るんです。


それにこのリバウンドはアトピー、アレルギー治療の道半ばどころか、まだはじまったばっかりでした。


いったいいつまで続くの・・そんなことばかりを考えていました。


2回目の血液検査(初診から半年後)ではIgE抗体は75に上がり、今後も少しずつ上昇していくのでした。


このIgE抗体の値がいずれ高止まりして、徐々に下がってくるのがアレルギー治療の一応のゴールと言われていました。


(IgE抗体の推移は、今後グラフで載せる予定です。)


その日まで・・でもそれっていつなの?不安に思う日々が続きました。


けれど、誰に聞いてもその答えは分からないんです。知っているとすれば、自分の体(免疫)だけなんです。


ちなみにこの頃、春先の体調のいい日に、家族でイチゴ狩りに行った時の写真です。顔はおでこがかなりかゆかったのですが、見た目あまり分からないですね。


けれど、手がありえない感じですよね。こんな人の手を見たら、私でもビックリします。そして足とか脇とか、背中も一部もこんな感じだったんです。



今見ても、すごい手だな~って我ながら思います。

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