ある朝のこと、息子が膝の裏を激しくかゆがっていました。
『ママ~かゆい~かゆい~』と言うのです。
確かによくかゆいとは言うけれど、いつもよりかゆがっているその様子に見てみたら、こんなことになっていました。
■蚊にさされたようなプクっとしたふくらみが激しくかゆい
左足の膝裏で、左側に蚊にさされたようなプクっとしたふくらみが分かるでしょうか?
ここが、すごくかゆいようなんです。
ボリボリ、音をたててかいていました。
これ、私も漢方治療をはじめてしばらく経ったら、腕の関節や息子と同じ膝の裏によく出ました。
最初は蚊にさされたのかな?って思ったんですけど、蚊がいるような感じでもないですしね。
そして蚊にさされたかのような、激しいかゆみなんです。
その日は時間もなかったのでそのまま、幼稚園に行かせました。
帰ってきたら、全然普通の様子だったので、私も朝、息子がかゆがっていたことをすっかり忘れていました。
その夜、一緒にお風呂に入ったら、あのプクっとしたふくらみは消えていました。
■アトピーの漢方治療の途中でよくある湿疹なんです
以前、私も蚊にさされたようなプクっとした湿疹がよく出ていた頃に、どうしてだろう・・と思い、他の患者さんの手記を読み漁ったことがあります。
私や息子と同じような体験をされてる方は多く、その湿疹の段階を経て、徐々にアトピーが快方に向かっていったとのことでした。
私自身がそうだったように、いつしかこの湿疹も、出なくなります。
松本先生によると、皮膚の深いところでアレルギー(異物を排出しようとする免疫の働き)が起きると、ミミズ腫れのような湿疹が出るんです。
一方、皮膚の浅い部分でアレルギーが起きると、よくあるジュクジュクした赤みのあるアトピー独特の皮膚になります。
アトピーやアレルギーは免疫を上げる治療を続けると、皮膚の浅いところから皮膚の深いところへ移動し、そして次第に治っていきます。
ってことは、もうすぐ息子の膝の裏は治るのかも・・とかなり期待をしていますが、これって確か、結構な頻度で出ないといけないと以前聞きました。
確かに頻繁にはまだ出ないしなぁ・・と思うと、やっぱりもう少しかかりそうです。
いつもと違う湿疹が出たりすると、つい、もう治るの!って期待しちゃいますが。
■息子は私よりアレルギーの度合いが強い
けどアレルギーの素因を見るIgE抗体(血液検査で分かる)は、息子の方が断然、高いんですよね。
つまり私より息子の方が、アレルギー体質だってことになるそうです。
旦那はこの春、花粉症かも?と言っていましたが、ほっておいたら数週間で症状が治まったようですし、アトピーは全くありません。
ただ母親がアトピーだと、かなりの確立で子供もアトピーだそうです。
そう考えると、かわいそうな気がしますが。
けど、やっとここまで来たので、もう少し免疫を信じて治療がんばります!
今後も皮膚の状態や、IgE抗体の値などの経過も載せていきますので、よかったらのぞきに来てくださいね。
アトピーやアレルギーに悩む人の参考になれば、うれしいです。