今回は大好きなスピッツの話です。
前回に引き続き、結成30周年のサイクルヒットに入っている新曲の感想です。
今回は『歌ウサギ』と『1987→』です。
『1987→』は30周年ツアーで聴いたのですが、すごくテンションが上がってしまった曲でした(^^)
や~ライブ、楽しかったな!って今でも思います。
■2曲目『歌ウサギ』の感想
歌ウサギは、2017年秋公開の映画『先生!』の主題歌に決定しています。
生田斗馬くん、カッコイイですよね~。
おそらく先生と女子生徒の恋物語なんじゃないかな・・と思っています。
この曲、最初聴いたときは、今回の新曲3曲の中で一番印象の薄かった曲なんです。
Aメロは、1970年代のフォークソングっぽくって、吉田拓郎さんや南こうせつさんの時代の音楽をイメージさせますよね。
年齢的(スピッツメンバーの妹くらいです(^^;))にフォークソングも嫌いじゃないんですけど、スピッツのイメージじゃないっていうか・・。
こだわって作っているな~と感じるけれど、そこにちょっと違和感を感じたんですよね。
なので、あまり聴いてなかったんですけど、最近、この記事を書くにあたってまた聴きかえしてみました。
すると、『ん?!サビがいいじゃないの!!』と今さらながらの発見です。
さっすが草野さん!いいところ、出てますよね~。
歌詞についてはよく分からないけれど、若い子の淡いというか甘酸っぱい恋愛の雰囲気が伝わってきます。
もう少し(?)若かったら、私も共感できるのかもです(^^;)
ファンクラブの会報101号を見て分かったことなんですが、この曲のレコーディングではテツヤは2本のギターを使っているんですね。
何気に聴いていますけど、音作りにはこだわっているんですね。
ベースの音はちょっと分かりにくいですが、ギターやドラムの音は結構聴こえてくるので、演奏に注目して聴くと、これまでとは違った楽しみ方が出来ますよ。
感想としては、意外にいいかも?!という印象です。
■3曲目『1987→』の感想
MVはこれですよね。
https://www.youtube.com/watch?v=SalC2mBb1QQ
これは、すごくいい!!
ノリが最高です。
好き好き♪
会報にも書いていましたが、インディーズの頃の『泥だらけ』(1987年)という曲をイメージさせる曲なんですね。
こちらは『泥だらけ』です。
https://www.youtube.com/watch?v=uWXyzrzbZ5E
似てますよね~。
イントロとギターソロは、同じだと思います。
ちなみに、バンド結成20周年の時に発売された『旅の途中』という本を知っていますか?
バンド結成から現在(20周年の時)に至るまでの想いが、書かれた本なんです。
あれからもう10年も経ったのか~って思いますが。
その本に、結成当時はパンクっぽい曲を作っていたけれど、当時ブレイクしていたブルーハーツにショックを受けたと書いてありました。
そして売れるがために音楽の路線を変更して、その後も試行錯誤を繰り返し『ロビンソン』で大ブレイクってことになったそうです。
当時のブルーハーツは、私も好きでした。
『リンダリンダ』や『TRAIN-TRAIN』『情熱の薔薇』など、甲本ヒロトさんの無骨でまっすぐな歌詞を歌う人は当時、他にいなかった人でした。
またメッセージ性も高く彼の歌う姿や声に、理由はうまく言えないけれど『この人いい!』って直感的に感じたものでした。
声も特徴的ですよね。
最近、スピッツの『泥だらけ』という曲がYou Tubeに上がっていたので(上のYou Tubeです)、聴いてみました。
『草野さん、ごめんなさい・・当時のブルーハーツの方が素敵です』と思いました。
けどね。
『1987→』は、パンクから路線を変更して今のスピッツワールドが出来たことを考えると、聴いていて感慨深いですね。
『泥だらけ』より随分進化したパンクですが、変わったメロディ中毒になった私にいい刺激をくれます。
パンク王道のメロディを外れよう外れようとして、作られていると思いませんか?
そして、路線を変更した草野さんはもちろん才能はあるにしても、ほんとすごい人だな~と思いますね。
なかなか人間ってそうできるかな・・って思うからです。
そして今のスピッツは、ブルーハーツを超えたと私は思っています。
歌詞の中に、こうあります。
ヒーローを引き立てる役さ きっとザコキャラのまんまだろう
無慈悲な鏡叩き割って そこに見つけた道
これってヒーローは当時のブルーハーツで、路線変更してそこに見つけた道は今のスピッツなんじゃないかと。
それは今も続いてる ヒザをすりむいても
醒めたがらない僕の 妄想が尽きるまで
それは今も続いてる 泥にまみれても
美しすぎる君の ハートを汚してる
泥にまみれるは、かつての『泥だらけ』という曲を意識しているのかもですね。
そして美しすぎる君は、きっと応援してくれるファンのみなさんのことじゃないのかなぁ。
ハートを汚してるって草野さんの後ろ向きというか、自分に対する卑屈な感じがよく出ています。
私の場合だと、これは変なメロディ中毒に当たるのかもですね(^^)
私なりの解釈ですけど、そうだとして、私も醒めないで、その妄想について行きたいと思います♪
今回の新曲3曲の中で一番好きなのが、この『1987→』です。
元気が出るっていうか、何か自分もちょっと頑張ってみるかな・・って前向きになれる一曲です。
みなさんはどう感じたでしょうか?
よろしければ、お問い合わせからメッセージしてみてくださいね。
これからもスピッツについて、時々記事をアップしますので、またのぞきに来てくださいね!