息子の治療

1歳10ヶ月子供のアトピーを治すべく漢方治療をスタートさせました

■子供の漢方治療は入浴剤がメイン

2013年9月よりそれまでの薬を一切やめて(脱ステロイド)、私が通っている漢方医院へ一緒に連れて行くようになりました。


大人は煎じ薬での治療をしていましたが、1歳10ヶ月ではまだ、煎じ薬を飲むことができません。


そんな小さな小さな子供向けに、漢方の入浴剤が処方されました。



子供には、以下のものが出されました。
・漢方の入浴剤
・漢方の塗り薬2種類
・傷を消毒する消毒液


入浴剤と塗り薬2種類は自費診療になるため、私と子供の分を合わせると、この時期、毎月数万円かかっていました。


それまでの貯蓄をくずしながら、支払いにあてていましたが、正直お金がなくなるのが先か、アトピーが治るのが先かと不安もありました。


先生からは、治ってくればそれほどお金はかからないよ(実際そうですが)と言われてはいましたが、いつ終わるのか分からないのが、精神的にも経済的にもつらかったです。


先生と相談して経済的な面から、漢方の入浴剤は一袋で沸かした液を三日分に分けて使っていました。


普通なら一袋一日分なんです。


こうして、私のアトピーの煎じ薬と併せて入浴剤も煎じるようになりました。


入浴剤は大きな鍋で煮出した液体を、まず100ミリくらい小さめのペットボトルに入れます。


これは、お風呂上りに体に塗る用です。


その後、残りの液体を2リットルのペットボトルに入れます。


入浴剤は煮出したら、真っ黒な液体になります。


私は心地いい漢方の香りだと思うのですが、人によっては合わない人もいるかもですね。


その液体をお風呂のお湯に入れて、少しでも長く(推奨は5~6時間)お湯につかります。


とはいえ子供のことですから、そう長くつかることはできず、30分も入ってくれればいい方でした。


お風呂上り、子供の体じゅうに塗る用としてとっておいた液を、コットンにふくませて塗ります。


傷口にはしみるようで、かなり嫌がったのですが、心を鬼にして塗っていました。


その後も消毒液による傷口の消毒、2種類の塗り薬と続いて、子供にとっては本当にイヤだったと思います。


この頃(2014年12月)の子供です。分かりづらいですが、こんな感じです。


顔や手、手首に赤みやところどころ、ジュクジュクしているのが分かるでしょうか?
体は漢方治療前と変わらず、かなりかゆそうで、手足と背中が特に赤みやジュクジュクがありましたね。


体の写真は撮っていなかったので、お見せできなくてすみません。



■子供は特に夜中のかゆみがひどい

夜になって布団に入ってからが、毎日本当に大変でした。


かゆくて眠れない子供は、かゆいと泣き、かいてくれとせがみます。それが毎日続くんです。深夜まで。


うとうと寝てくれても、かゆくて目が覚めると泣くので、夜中でもかいてあげていました。


当時、私も自分の漢方治療でかゆみと戦っていたので、私にかわって主人が子供の背中や手足をかいてくれました。


主人は当然昼間仕事があるので、かなりつらかったことだと思います。


子供は夜よく眠れないので、昼間にもよく寝ていました。


子供のタイミングに合わせて私も寝ていることが多く、洗濯&簡単な掃除など出来ることしかしない日が続きました。


私もこの頃、これまでの薬をやめたことによるリバウンド症状(発熱、体のかゆみや痛み、大量の湿疹、リンパ液が出る)が起きていたので、私自身の地獄の日々に加えて子供の世話と、毎日ふらふらしていたのを覚えています。


主人に出来合いのご飯を買ってきてもらったり、幸いにも徒歩3分にスーパーがあったのですぐに食べられるものを子供が寝ている間に買いに行きました。


毎日ほとんど横になっている私に、それまで頑張っていてくれていた主人が一度だけこう言いました。


『とにかく寝ないで、起きて』


けれど、子供の世話に疲れていたし、自分の体調の悪さからやっぱり起きることは出来ませんでした。


きっとかなり主人も我慢していたんでしょうし、そこまで大変な治療とは思っていなかったのだと思います。


それ以上は主人も言いませんでしたが、正直雰囲気はあまりよくなかったです。


子供の漢方治療をはじめてそろそろ3ヶ月、2013年の年末を迎えようとしていました。


そして、子供にとっての本当の地獄は、これからはじまろうとしていました。

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